【2014滋賀クラス】第7回レッスンリポート(12月15日)

7回目となる放課後ラグビープログラム<滋賀>教室には、8名の小中学生選手が参加してくれました。今回、新しい仲間が1名増えました!ラグビーが決して盛んとは言えない滋賀県北部において、新しいラグビープレーヤーが生まれた大きな一日となりました。また、びわこ学院大学学生3名と、NPO法人楽苦備から1名がボランティアとして参加してくれました。


これまでの放課後ラグビープログラムでは、「キャッチ&パス」、「ランニングスキル」に重点的に取り組んできました。今回も引き続きこれらのスキルの上達を目指しました。

まず、体を温めるために、ラグビーボールをパスしながらウォームアップドリルを実施しました。ここでは、足だけではなく手も大きく動かしながら効率よくウォームアップできるようにしました。

次に、前と横の相手を見ながら(相手の動きに合わせて)自らのポジショニングを調整するビジョントレーニグを実施し楽しく体を動かしました。少し慣れてきた頃に、五角形の中の攻撃側2名、五角形の外の守備側4名に分かれて、攻撃側が空いているスペースを見つけてボールを辺の外に出すことを試みる24のビジョントレーニングを実施しました。五角形を4人で守るので、どこかの一辺に必ずスペースがあります。攻撃側は、守備側にタックル(タッチ)されずにいずれかのスペースにボールを運ばなければなりません。もちろん守備側は、攻撃側をタックル(タッチ)しようと様々に五角形の辺の外側を移動しますので、もともとあったスペースは消滅します。しかし、攻撃側は、守備側が移動して生まれた新しいスペースにボールを運ぶことができれば勝利することができます。このように、ただ単に空いたスペースを探してボールを運ぶということだけでなく、次に生まれるスペースをイメージしながらボールを運ぶという高度なスキルと想像力がこのドリルでは必要とされます。今回は、初めての実施となったので選手たちにとってかなり難しかったようですが、短い間にも上達が見られました。次の実践が楽しみです。

最後に「キックあり」のルールでボールゲームを行いました。今回は、スピードのあるランニングやステップだけでなくキックも随所に用いて動きのあるプレーが現れてきました。選手たちのスムーズな動きを見ていると、前回と今回、続けて実施したビジョントレーニングの効果が少しですが現れていたような気がします。このように毎回スキルレベルを向上させる小中学生の成長のスピードに対応できるよう私たちも精一杯指導していきたいと思います。


【第7回練習内容】
1、ウォーミングアップ

・ランパス

・ストレッチ

・アジリティトレーニング
2、ハンドリングスキル

3、ビジョントレーニング(前と横)
4、24ビジョントレーニング(五角形)

5、21ニュートレーニング

6、ボールゲーム(キックあり)

7、クールダウン

 

メインコーチ 向山昌利

アシスタントコーチ 西山栄二