【2016大阪府東大阪市クラス】第3回レッスンリポート(2016年10月26日)

東大阪市花園ラグビー場において、今年度第3回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。

 

本クラスのテーマは『つながる、つなげる』。このプログラムでは、積極的に自分から率先して仲間と「つながる」姿勢を持つことを最重要課題としています。たとえば、パス。その動作ひとつの中でも「つながる」姿勢を大切にしてほしい。ただボールが来るのを漫然と待つのではなく自分から率先して声をかける、つまり「ボールを呼ぶ」ことや、ボールが自分に飛んで来るのに気付いて初めて受け取る姿勢を作るのではなく、いつボールが来ても対応できるように常に自分から「ボールを迎えに行く」。このようなフレキシブルで能動的な気持ちを常にキープしておくことが、チームスポーツであるラグビーでは最も重要です。

 

第1、2回目では『つながる』に重点をおいて進行しましたが、今回のレッスンのキーワードは『つなげる』。「が」と「げ」では大違い!次のプレーにスムーズに「つなげる」ためには、仲間同士で「つなげる」姿勢が必須になってきます。この「が」と「げ」の違いを生徒達に実践を通して体で実感してもらうことが大切です。というわけで、クラスがスタート!

仲間同士で声を掛け合って走る姿や、ボールの受け渡しにおいても、さすが、2回のレッスンで『つながる』の意識が高くなっているなと感じました。しかし、ボールを落とすことがやっぱり多くて、なんでだろう?とよく観察してみると、ボールを求める声かけや、手で迎えに行く動作はできているのに、キャッチする『手の動き』がボールがすり抜けるような形になっていることに気がつきました。

 

これはイカン!となり、結局また『つながる』に戻ってしまうことになりました(個人的に反省)。手の細かな動作を確認し、できるだけ一人一人の動きに毎回声かけをすることで、少しづつ子どもたちがボールを取り損ねることも少なくなり、ボールをしっかり捕るだけでなく、驚くことに次の動作である『つなげる』がスムーズにできるようになっていました。

 

『良いパスは良いキャッチから』とはよく言ったものです。やはり自分から『つながる』ことを大切にすれば自然と次に『つなげる』が生まれてくるのです。

 

チームで話す際にもどうしても伏目がちだった子どもたちも、レッスンの締めの時にはしっかり目を見て自分から『つながる』意識も出てきました。子どもたちが今日もまた1つ成長してくれました。私自身も大いに学ばせていただいた、今夜の花園でした。

【第3回練習内容】

1:オープニング

2:ジョグ&ナンバーゲーム

3:リアクションゲーム

4:ダイナミックストレッチ

5:ボール集めゲーム

6:グリッド(ボール2球、4球)

7:2人でキャッチボール

8:4人でキャッチボール

9:4列パス(中学生、小学生で分けて)

10:2対1

11:3対1

12:4対2

13:タッチフット(中学生、小学生で分けて)

14:クールダウン

15:クロージング

 

メインコーチ:南條賢太

アシスタントコーチ:射手矢なづき

ゲストコーチ:近鉄ライナーズ 福地選手

サポートチーム:Anan Camellia