第4回 レッスンリポート(2013年2月1日)

レッスン前から小雨が降るコンディションでしたが、その後は大きな崩れもなく、第4回の放課後プログラムを無事に行いました。

今日は、ラグビーワールドカップ2019組織委員会の事務局長である徳増様と事務局の濱田様が生徒達を激励に来て下さいました。

レッスン前に徳増様とお話しする時間がありました。
2019年のラグビーワールドカップの成功と、その後の日本ラグビーを考えると、今の小学生や中学生をラグビー界の宝として、プレーヤーが内発的なモチベーションを持てるような指導をしていくこと、そして、子どもたちが、思いっきりラグビーを楽しめる環境を作っていくことが大切であるなど、など、有意義なお話しでした。

多くのクリアーしなければならない問題もあると思いますが、このプログラムの地道な一歩が、将来、日本ラグビーの歴史の中で、大きな1歩になることを願っています。

2019年まであと6年。

私も現場で一人でもラグビー大好きな子どもたちを増やし、そしてラグビーを上達させるべく、日々、精進して行きたいと思います。


【第4回練習内容】
1、フリー&ストーン
2、ゲートラン
3、ファンクショナルストレッチ
4、スピンパステクニック各種
5、リロード3対2
6、ナンバー2対1
7、4対4(タッチゲーム)
8、ストレッチ

今日のテクニックはスピンパス(日本ではスクリューパス)でした。

その後は、スピンパスが必要となるような広いスペースでの3対2のスキル練習を行いました。
正確にスピンパスを投げるには、投げた後のフォロースルーを相手にむけることがポイントです。

みんな、意識しながら、集中して新しい動作のポイントにチャレンジしていました。

この4回のレポートでは、テクニックの話が多くなっていますが、このプログラムが年間通して継続できるものあれば、テクニックは、スキルの中で自然と上達できるようにゆっくりアプローチをしてあげたいという思いもあります。

ただ、今回のこのプログラムは、12回限定ということで、テーマを決めてテクニックを細かく指導しています。

指導者には、プレーヤーと関われる時間、年齢、理解力、ラグビーの能力などを複合的に判断し、そのプログラムに参加するプレーヤーにとって最善の指導を考える役割があると思っています。
そういう意味では、このプログラムでは、少し情報量が多くなってしまいますが、テクニックのポイントをしっかりと伝える方法を選択しています。

ただ、今までのレポートでも書いているように、最終的にはスキル(相手との駆け引きも含め)として、テクニックを活かすことが、プレーヤーとして求められます。
また、ラグビーに限らず、スポーツは、プレーヤーが頭を使って相手との駆け引きを「考える」ことが、楽しみの一つだと思うので、その点は、このプログラムでも、テクニックの時間以上にスキルやゲームの時間も設けるようにしています。

私自身も日頃のラグビーコーチングで意識していることですが、体が汗をかくだけでなく、脳も汗をかいて欲しいと思っています。
生徒達が内発的なモチベーションを柱に、目の前の練習で「考える」ことを楽しみ、そして、自分を成長させることを「考える」ことを楽しみめるように、まずは、自分の考えたプレーを臆することなく、トライ&エラーできるような指導をこれからも提供したい思っています。

 

担当コーチ 川合レオ