[滋賀] 第5回 レッスンリポート(2014年1月27日)

5回目となる放課後ラグビープログラム<滋賀>教室には、15名の小中学生選手が参加してくれました。また、立命館大学ラグビー部選手、女性スタッフも参加してくれました。

これまでの放課後ラグビープログラムでは、「キャッチ&パス」、「ランニングスキル」「ラインアタック」を取り上げました。ここでは、ボールを保持したまま攻撃することを目指しました。今回は、一度ボールを手放すことになってしまいますが、エリアマネジメントにおいて非常に重要なスキルとなる「キック」を取り上げました。
また、4回目までの教室で好評であったスピードトレーニングを今回から継続して実施することにしました。まず、体を温めるために、ラダーを使ってウォームアップドリルを実施しました。ここでは、足だけではなく手も地面につく形(4本足となって)でラダートレーニングを行い、体だけでなく頭のウォームアップもできるようにしました。次に、負荷を付けて、よりスピードとアジリティに焦点を合わせたトレーニングを実施しました。
今回取り上げた「キッキングスキル」は、まず、2人一組となり5m間隔で正確なスキルの習得を目指しました。ここでは、「ボールの持ち方」、「ボールの落とし方」、「つま先の向き」などに注意を向けて進めていきました。徐々に間隔を広げ最後は力いっぱいキックしてもらいました。短い距離ではスキルに集中してキックできていたものの、距離が広がるにつれてスキルではなくパワーに意識が偏り、結果としてよいキックが現れなくなってしまいました。このような現象は、大学生、トップリーグ選手でも同様に起こりますから自信をなくさず、毎回コツコツとスキルに集中してキックトレーニングに取り組んでほしいと思います。今の年代で大切なことは、「飛距離」よりも「正確なスキル」です。
最後に「キックあり」のルールでタッチフットを行いました。今回は、スピードのあるランニングやステップだけでなく正確なキックも随所に現れてきました。キックパスが成功してトライが取れた場面が数回あり、選手の上達の早さに驚かされました。
毎回、確実にスキルを上達させる小中学生の成長のスピードに対応できるよう私たちも精一杯指導していきたいと思います。

【第5回練習内容】
1、ウォーミングアップ&ファンダメンタルトレーニング
・ラダーノーマル&ボールキャッチ
・ラダーサイドステップ&ボールキャッチ
・ラダークロスステップ&ボールキャッチ
・ストレッチ
・クイックハンズラダーノーマル&ボールキャッチ
・クイックハンズラダーサイドステップ&ボールキャッチ
・クイックハンズラダークロスステップ&ボールキャッチ
・2人1組 かかとタッチ
・2人1組 馬跳び、股くぐり
2、スピードアジリティトレーニング
・アームスイング
・ハーネス
・プッシュレジスタンススプリント
・L字スプリント競争
3、キッキングスキル
・ショート
・ミドル
・ロング
4、キッキングゲーム
・キッキングテニス
5、ファンゲーム(タッチフット)
6、クールダウン

次回レッスン(2月3日18時~20時)は、「タックル」です。人工芝グランドの露で滑りやすい状況になっていますので、次回からスパイクを履くようになりました。忘れないように気を付けてください。

<申し込みが完了していない選手のみなさんへ>
 まだ申し込みが完了していない選手が数名おられます。保険加入手続きのために必要ですので、お渡しした申込用紙をFAX至急送信してください。申込用紙をお持ちでない方は、放課後ラグビーホームページhttp://www.houkagorugby.info/の「お問い合わせ」から「申込用紙希望」とメッセージを送信してください。

メインコーチ 向山昌利
アシスタントコーチ 冨岡耕児