第9回放課後ラグビー神奈川クラスを開催しました。寒さはあるものの、良い天候の中で練習を行う事ができました。 ただ、グランドが昨日の雨でウェットなコンディション。また、今日は、どうしても説明が長くなってしまって、みんな少し寒そうでしたね。練習中も暖かい格好のままでも良いですからね。
今日は、「ブレイクダウン」を行いました。ブレイクダウンは、攻撃側の一人目のボールキャリア、そして、二人目、三人目のサポートプレーヤー、そして防御側のプレーヤーなど、複数のプレーヤーが関わりながら行われます。そこには、他のフィールドプレーと同様に判断が必要です。
特に体格の小さいプレーヤーがボールキャリアとして、責任を持って、ボールを活かすためには、一つのコンタクトのヒットの型だけでは、体格の大きいプレーヤーと対等に戦うことは困難です。つまり、相手のタックラーの姿勢や状況に応じて、コンタクトする際の姿勢を変化させることが必要です。また、2人目のサポートプレーヤーも、ボールキャリアとタックラーとの戦いの状況を判断して、その状況に応じたサポートを考える必要があります。
その為には、まずは、ヘッドアップして、目の前の状況をしっかりと観察することが重要です。 そして3人目は、2人目の状況を見て、また、判断する必要があります。
ブレイクダウンにも、一人一人の判断と、それぞれのプレーヤーの役割があります。今日は、ボールキャリアのコンタクトの姿勢とボールリリース、そしてサポートプレーヤーのコースなどについて指導を行いました。最後のタッチフットでは、ボールリリースと、サポートプレーヤーのコースについて、いつのゲーム以上に、厳しいルールで行いました。「今日のポイント」のところには、練習で行うことができなかった判断の部分も書いておきます。残りのレッスンで時間を見つけて練習したいと思います。
第10回は、オーバーラップ(余っている攻撃)、ノーオーバーラップ(余っていない時の攻撃)をテーマに行います。次回は3月6日(木)です。春を感じるような天候だと嬉しいですね。
☆今日のポイント☆
■1人目・・・ボールキャリア
□1対1で勝つ
▽ボールを強くグリップし、相手からボールを遠ざける
▽フットワークを使う(芯をずらす・・・フットパターン)
▽相手が高いタックルであれば、懐に潜ってレッグドライブ(自分からタックルに行くイメージ)
▽相手が低いタックルであれば、フットワークを使って芯をずらす
▽ストレートボディーポジション
▽レッグドライブする(簡単にダウンしない)
■2人目・・・サポートプレーヤー
□2人目のレースに勝つ
▽2人目は素早く動き、ボールキャリアの状況に応じたプレー判断をする
▽ヘッドアップして強い姿勢(ストロングポジション)で相手と戦う
▽ヘッドアップして適切な判断をする
▽オーバーはキャリアの頭の上を超える
▽Yコース/チェックコース
2人目の判断
ボールキャリアがレッグタックルをされた場合
ボールに働きかけてきた相手をクリーンアウトし、ボールを越えスペースを支配
または、ボールをピックorポップパスでもらいゲインラインを越えて行く
ボールキャリアがハイタックルされた場合
▽ボールコントロールができる場合⇒ラックを作りにシフト
⇒リップしてボールをクイックシフト
▽ボールコントロールができない場合
⇒タックラーをフック/スマッシュ、またはボールキャリアをハンマー
■3人目・・・・2人目の状況に応じて適切に判断する
【第9回練習内容】
1、twoボールハンドリング(ビジョントレーニングの復習)
2、4コーナーボールゲーム(ビジョントレーニングの復習)
3、ファンクショナルストレッチ+自重負荷トレーニング
4、ボールタッチゲーム(ボールの持ち方)
5、フットパターン&コンタクト
6、ボールキャリアストレートボディーポジションヒット
7、ダンボールボーディーコントロール
8、サポートコース(Yコース)&コンタクト
9、サポートコース(チェックコーク)
10、5vs5(オーバーあり)
メインコーチ 川合レオ
アシスタントコーチ 伊藤宏明