【2014東京クラス】第8回レッスンリポート(2014年11月20日)

雨が降る中、第8回放課後ラグビーを開催しました。今日は気温も低く、雨も本降り。よってグランドでの練習は1時間に短縮し、グランド練習の前に座学を行ないました。グランドに出た生徒たちは、雨や寒さを忘れて、湯気を出しながら練習に励んでいました。

 

■座学

「JRFUのプレーヤーの育成方針」、「ラグビーの原則」、「ラグビーのバリュー」を中心に話をしました。トッププレーヤーとして必要なラグビーのスキルや、フィジカルトレーニングの重要性についての話もしましたが、コーチとして忘れないで欲しことは、「自ら考え、課題を解決し、成長し続けるプレーヤーになる」という部分と「ラグビーのバリュー」についてです。

 

また、日本代表までのJRFUの強化施策のステップについての話もしましたね。ただ、当日伝えたように高校日本代表になれなかったら次のステップには進めないということではありません。社会人で初めて日本代表の合宿に呼ばれることも珍しいことではありません。日本代表を目指したい生徒は、まずは、自分のチームでの一回の練習、一つのプレーを大切にコツコツ練習を積み重ねることが日本代表への近道です。

■グランド練習

今日の大きなテーマは「ラインアタック」。「ラインアタック」する際は、攻撃の人数が多い「オーバーラップ」ができている時と、防御側の人数が多い か、または同じ人数の「ノーオーバーラップ」の時と、大きく考えると2種類の状況があります。第7回までは2対1や3対2など攻撃側が「オーバーラップ」している状況の練習をしてきたので、今日は「ノーオーバーラップ」について練習しました。 どんな状況であれ、攻撃側が達成したいことはゲインラインを越えて「前進」することです。攻撃側が「オーバーラップ」している時は、当然ながら攻撃側が有利ですからゲインラインを越え行くことは難しいことではありません。ただ「ノーオーバーラップ」の時は、個々のランニングスキルや、仲間との協力など、攻撃の工夫が必要になります。今日は、その工夫の中の一つとして「ペネトレート」というプレーについて指導しました。「ペネトレート」とは、ボールキャリアの側にいるプレーヤーが相手の防御のギャップに走り込むプレーです。

 

最後のゲームでは、今までのゲームよりも、「ノーオーバーラップ」の際に、攻撃側から意図的にスピードをつけてギャップに「ペネトレート」するプレーが随所に見られました。

今日は欠席者も多かったので、次回も「ペネトレート」の復習をしたいと思っています。また、今回できなかった1対1のステップと、「ラインアタック」のレベル2として、「オーバーラップ」している際のラインの深さの使い分けについても指導する予定です。

あと4回のレッスンは、天候に恵まれるとことを願うばかりです。

 

【第8回練習内容】

1、座学「JRFUのプレーヤーの育成指針」「プレーの原則」「ラグビーのバリュー」

2、リアクション3対3

3、サークル3対3

4、5対5(ラックゲーム)

5、8対8(ラックゲーム)

6、連続ぺネトレートアタック

 

メインコーチ 川合レオ

アシスタントコーチ 田沼宏之

サポートコーチ リコーブラックラムズ 森谷OB 大山OB