第12回の放課後ラグビープログラムを行ないました。初回を思い出すと、コーチとプレーヤー、そしてプレーヤー同士にも、一定の距離感がありました。ただ、回を重ねるごとに距離が近づき、結果的に、放課後ラグビーファミリーとして結束できたと思います。このメンバーとの時間、そして人間関係は、コーチ陣含め、参加者全員の財産になることと思います。ラグビー界は狭いですから、また、どこかで再会できるでしょう。互いに成長した姿で再会できるよう、引き続き、それぞれで頑張りましょう。
今日は、今までのレッスンの復習とゲームという流れで行いました。また、最終回ということもあり、コーチたちも、それぞれのチームに参加し一緒にゲームを楽しみました。
どの生徒もラグビーの理解が深まり、チームの異なるプレーヤーたちが協力して、質の高いゲームを見せてくれるようになりました。また、私からの質問に対しても的確に答えてくれるようにもなりました。12回という短い期間の中ですので、ラグビーの理解を深めることが放課後ラグビーのレッスンの一番の目的です。コーチ陣としては生徒たちのプレーや、受け答えに一定の成果を感じております。
■放課後ラグビーで指導した内容を簡単に下記にまとめます。
大きなテーマ
ラグビーの原則 「ボールの争奪」⇒「前進」⇒「支援」⇒「継続」⇒「圧力」⇒得点orボールの奪取
攻撃の前進について
「オーバーラップ(前進・ラインの深さの調整・コミュニケーション)」「ノーオーバーラップ(ステップでの前進・仲間との協力・ペネトレート)」
攻撃の支援について
「2人目のレースに勝つ」「正しい動作と判断」
攻撃のテクニック・・・・・・「ボールの持ち方」「ステップ」「キャッチ&パス」「キック」「ブレイクダウンの動作・コース・判断」
防御について
「ラインディフェンス(準備・コミュニケーション・連携)」「1対1の理解」
防御のテクニック・・・・・・・「タックルの動作」
攻撃防御共通
「準備の大切さの理解(オフザボールプレーヤーの意識)」「攻守の切り替え」
フィジカルトレーニング
「ファクショナルストレッチ(様々な動作の柔軟性・安定性)」「レスリングトレーニング(コンバットスキル)」「スプリントトレーニング」
ラグビーのコアバリューの理解
「品位」「結束」「規律」「尊重」「情熱」
ラグビーを上達するポイント
「自ら考え、課題を解決し、成長をし続ける」「自己成長サイクルを回転させる」
生徒のみなさんへ
みんなの協力もあって、コーチ陣も楽しく指導させてもらいました。放課後ラグビープログラムでは、基本を反復することは出来ていないので、まだ、完全に基本が身についていないこともあると思います。あとは、所属チームの練習で自分を向上させることを楽しみながら、成長を続けて欲しいと思います。ラグビーは、まだ、まだ、奥が深いですからね!!また田沼コーチが伝えてくれたようにコーチの人がみんなの成長をサポートできるのは20%ぐらいです。残りの80%は自分の成長したいという気持ちが大事ですからね。改めて指導する機会をくれてありがとうございました。皆さんに明るい未来が訪れることを陰ながら応援しています。
最後に放課後ラグビープログラムの東京クラスで指導する機会を頂きました文科省及びJRFUの皆様、そしてリコーブラックラムズ様、ありがとうございました。
【第12回練習内容】
原則のテーマ:「全て」
1、キックパスゲーム
2、パスゲーム
3、マーカーステップゲーム
4、ポートボール
5、レスリングトレーニング
6、ダウンスピード&パワーフット
7、6対6(ラックゲーム)
8、9対9(ハーフコート・ラックゲーム)
9、ストレッチ
10、アフターマッチファンクション
メインコーチ 川合レオ
アシスタントコーチ 田沼宏之
サポートコーチ リコーブラックラムズ 森谷OB 大山OB 津田OB