今回のテーマは,前回に引き続いて『タックル』です。前回はタックル動作のポイントや構えを指導しました。今回は“相手との間合い”をキーワードにより実戦に近づけた内容で進めました。最初に,あらゆる手段を使って前進しようとしてくる相手に対して何をすべきか全員で考えました。子ども達からは「相手よりも前に出て止めるべき。」や「追い込んでいくべき。」といった意見が出てきました。その意見をもとにして,相手の動きに対応するために必要な動作やポジショニングについて指導を進めました。動くハンドダミーに対して,できるだけ前に出て止めたり,ランコースを限定したりしようとする子ども達の様子からは,よく理解していることが伝わりました。
徳島クラスもいよいよラスト1回となりました。どの子もラグビーの原則への理解が進んでおり,迷いなくプレーする姿が見られるようになりました。このプログラムでは,細かな技術指導を行ってはいませんが,明らかな向上が見られます。それは,子ども達のラグビーの理解が高まったことや実践のなかでミスを恐れずチャレンジしたからだと確信しています。
最終回は,ゲーム的な要素を多く取り入れた練習内容を計画しています。これまでの積み上げの集大成にしたいと思います。
【第11回練習内容】
1.ふえ鬼
2.ファンクショナルストレッチ&ストロングポジション
3.タックルⅠ:復習練習
4.タックルⅡ:相手との間合い,追い込み
5.リアクション1対1
6.リアクション2対1+2対2
7.6対6(リアクションタッチ)
メインコーチ 真先健
アシスタントコーチ 村岡陽平
サポートコーチ 西谷啓司