今回のセッションは、三回目になりますので選手間で全員の名前を覚えたか?確認の意味と覚える事を踏まえた「アイスブレイク(名前確認パス)からスタートしました。もちろんパスしながらなのでコールして名前を呼び合います。積極的な選手程覚えるのが早いようで、コミニュケーション力も高いように感じました。今後どんな代表?選抜?に呼ばれても、積極的に新しいチームメイトに慣れる事をこのセッションでは理解して貰いたかったです!(ラグビー以外の場においても期待したいです!)
いつも通りのウォーミングアップルーティンである、ラダーをおこない小雨交じりの中で選手たちは筋温をあげました。
ウォーミングアップ後は、リアクション判断ドリルを2つ。①ジャンケン⇒ダッシュ(勝:逃げ 負:追い) ②4色カラーコーンタッチ⇒ダッシュ ②はコーチの声でカラーコーンをタッチして約20mのダッシュですが、「コアの使い方、足の運び方、スピード」に指導をあてながら、
3ヶ所同時にスタートすることで選手間の競争心も高める、良いドリルになりました。
そして本日は「キック」に関して初のセッションを設けました、先ずはコーチから「ドロップパント」の手本を示しながら、選手にはキャッチングの指導をおこないスキルアップを図りました。その後、実際に2人組みに分かれて近距離でのドロップパントにチャレンジしましたが、やはり大切なのは「持ち方、落とし方」であると多くの選手達が納得していました。繰り返しの練習が必要なので、きっと自チームに帰って猛練習を積んでくれるものと信じております!
キックセッションの次は、アジリティサーキットをおこないました。「ボールグリップ」「連続パス」「ダミーへのアタック」「ダウンアップ」「ステップスラローム」「ハンドオフ」などで構成されており、1人ずつ測定しながら競争要素も取り入れておこないました、早い選手で23秒 遅い選手で約30秒といった内容で、全員が「負けん気!」持って取り組んでくれましたので、大変大盛り上がりとなりました。
その後は前回同様、ドローパスおこないましたが、今日は特に「前をもっと見てプレーする」に指導ポイントをあてました。具体的には、ダミーを持つ側が「指で数字をだし」パスする選手は「数字をコールする」という内容を追加しました。『前を見て』 ①正確なパスとキャッチ ②相手にしかけるているか? ③正しい判断ができているか? ④横の声が聞けてるか? ⑤スピードがあるか? 実施したところ高い適応力を選手達は見せてくれ、前回より格段にレベルアップしたドリルになりました。立正大学の1年生にデモンストレーションをお願いしましたが、①~⑤を十分満たす内容で十分役割を果たしてくれました、これも非常によかったです。
恒例のタッチフットへ行く前には、ミラードリルをおこないました。5人くらいで横一線にならび、約2m間隔でマーカーを置いた状態で、アタック側もディフェンス側もボールを各1個もち、アタック側のパスに動きをあわせながら、ディフェンス側がついてこれなければ、約5m前方の相手ラインにトライを決めるという非常にシンプルな内容です。が、しかしこれが難しく「パスしながら」「前と横の状況を把握し」「コミニュケーションを取り続ける」事が容易ではなく、選手たちは大変苦労しながらもとても楽しんでいました。その後、ラグビーで大変重要な「状況判断」「コミニュケーション」を更に意識しながら、タッチフットを行い第三回目のセッションを終了しました。ミラードリルの効果が出てきたのか?トライを取ったあとの戻りの早さや、相手をノミネートするコミニュケーションなど期待以上の成果が、低学年側(小6/中1/女子)のチーム内にも多く見うけられました。次回がさらに楽しみです。
ワールドカップ「日本対南アフリカ戦」終了後であったこともあり、選手にジャパンを目指すか?聞いたところほぼ全員が「目指したい!」と行ってくれました。そんな心強いメンバーに今週から2名の新たなメンバーも増えたので、次週集まるのが待ち遠しいです。雨の中選手のみんなは本当に頑張ってくれました「ありがとう」そして、送迎頂いたご父兄様にも「感謝」です。
次回は、パス/キャッチ/判断/コミニケーション/キックを総合的に復習するセッションを行う予定です!
【第3回練習内容】
メインコーチ 太田正則
アシスタントコーチ 祝田康彦
協力 立正大学 沼澤鷹介(4年)/立正大学ラグビー部1年生(12名)