【2015群馬クラス】第2回レッスンリポート(2015年10月19日)

先週月曜日は祝日で、なおかつ群馬県中学生ラグビーフットボール大会があったためお休みとなりました。中学生大会で何人かダメージが残っていたようで、見学に来てくれコーチの手伝いを率先して行ってくれました。プレー以外でも自分が何か出来ることはないのかと自らが考えて行動に移してくれたのでとても嬉しかったです。


今回のテーマは「キャッチ&パス」です。ラグビーのプレーをするうえで、このテーマは入り口のような存在でしょうか。群馬クラスは全員がラグビー経験者ということもあり、キャッチやパスは特別意識をしないでも行えるレベルではあるのですが、ここでもう一度、選手それぞれが思う「良いキャッチ」と「良いパス」とは何なのかということをみんなで考えました。


ハンズアップ、フォロースルー、コミュニケション・・・、概ね答えは一緒でした。


しかし実際キャッチ練習やパス練習を行ってみると先程みんなの口から出た答えがプレーに反映されません。なぜでしょう??といった具合に、頭で理解していることをプレー中にも意識して行うことには慣れていないようでした。実際、試合中に細かく意識するのは難しいと思うので、だからこそ練習では意識して行う事で試合では無意識に行える準備をして欲しいと思います。


パンチパスでは、身体の動作でのテクニックも大切ですが、自分が相手にどういうパスを投げたいのかというイメージを声に出してパスを投げるよう指導しました。


「シュッ!」「ビューン!」「ズバーン!」や「ドカーン!」などもありました。


イメージを声に出すことで形にしやすいのではないかと思い試してみたのですが、これがなかなか面白くて、みんな口に出したパスを投げようと必死になっておりました。ただ、今度は口に出すことがメインになってしまい、細かい身体のテクニックがおろそかになっていましたのでバランスが重要ですね。


次はリアクションキャッチ&パスを行いました。2人が後ろ向きになってコーチの指示で振り返ります。と、同時にパスが飛んで出来ます。素早くリアクションをしてキャッチをし、パートナーにパスをするというシンプルなドリルなのですが最初はみんな上手くキャッチが出来ませんでした。理由はいくつかあるのですが、主な理由としましてはリアクションをするにあたって肩に力が入り緊張した状態でプレーをするので、普段とは違う体の変化でミスが起きやすいようでした。それを解消するためにはやはり後ろ向きでもしっかりハンズアップをしておいて、出来る限りの準備をすることが必要なのではないかと思います。しかし回数を重ねるごとにみんな上手にキャッチが出来るようになっておりました。


そして毎回、練習の最後は様々なルールや縛りを設けてのボールゲームで終わるようにしております。そこで何を考えてプレーするのかもまた重要ですね。もちろん、その日の復習ですから今回で言えば「キャッチ&パス」に関連するテクニックやスキルを意識してやろうとしたかが重要になってきます。


その他にもどんどんチャレンジをして、選手から新しいアイデアや質問が飛び交うようなボールゲームになればと思います。そして次回のプログラムの最初に、ボールゲームで上手く展開していくために必要な練習を細かく噛み砕いてウォーミングアップから繋がっているということを理解して一つ一つのプレーの大切さを感じてもらえればと思います。これからも毎回のテーマをクリアしていって、レベルアップを楽しんで欲しいと思います!


第2回練習プログラム
1.アクティブウォーミングアップ
→ペア鬼ごっこ
→馬跳び
→ダイナミックストレッチ
2. Rugbyサーキット
3. パンチパス
4. リアクションキャッチ&パス
5.グリッドパス
6. ボールゲーム
7.振り返りの時間


メインコーチ:三宅 敬
アシスタントコーチ:石橋 昇