今回で折り返しの後半戦となる7回目を迎えました。7回目にして初めて全員(30名)が揃うという嬉しいこともあったので、これからどんどん寒くなってきますが志を高く持って体調管理にも気を配りながら頑張っていきましょう!
さて、今回は前回に引き続き「サポートプレー」をテーマに行いました。
様々なサポートの種類があるのですが、どれも共通して言えるのはリアクションスピードの速さではないでしょうか。
意識しなければサポートは出来ませんし、早い準備が出来れば良いサポートに繋がって、余裕のあるプレーが選択できると思います。それなので生徒達には単調なドリルを繰り返すのではなく、こちらでリズムの変化をつけながらリアクションスピードの大切さを体で感じてもらいました。
しかし、リアクションスピードが上がると新たな、いや過去を振り返る課題が浮かび上がってきます。
それはプレーが雑になるという部分です。リアクションを速くするのと、一つ一つのプレーの基本的動作を飛ばして速くプレーするのとは違います。一つ一つのプレーにある基本動作をどんな場面でも正確に行うために、いかなる時でもリアクションスピードを上げて余裕のある準備をするためにリアクションスピードを上げてほしいと思います。
テーマはサポートなので話は戻しますが、ボールキャリアにしてもタックラーにしても周りに仲間がいることで思い切って前進を意識したプレーが出来ると思います。それなので状況に応じたサポートプレーヤーの役割とはどういうことをしなければいけないのかをみんなに考えてもらいながらドリルを行っていきました。
今回行ったサポートパスは、5mの狭いスペースを5人で順番にパスをしてサポートをするというものです。サポートプレーヤーはボールキャリアに対して後ろから指示を出したり、ボールをもらう準備をしてパスをもらうのですが、ボールキャリアもサポートプレーヤーがサポートしやすいようにスペースを作るといった、サポートプレーヤーのためのサポート的意識が無ければ5人で走りながら5mのスペースをアタックすることは困難です。いくつかミスやスムーズに行えない場面があったのですが、答えは明確に生徒達から出てきました。「スピードをコントロールする」ことや「的確な指示をして良いパスが貰える準備をする」などといった事でした。
次に行った2フェイズアタックは、軽度なコンタクトシチュエーションを作って次の仕事を速く行うドリルを目的に行いました。ここでパスをもらうだけがサポートプレーヤーの役割ではなく、ボールキャリアが相手とコンタクトが起きた時に相手をはがすといったブレイクダウンでのサポートプレーも出てきました。
いろんな状況を考えながら、生徒達自身がそれぞれ頭で整理をして、最後のボールゲームを行いました。非常にスピード感あるボールゲームでしたが、一瞬でも意識が薄まるとサポートが遅れる場面があり、それらはすべてターンオーバーとなるルールとしました。頭ではわかっているけどゲームライクではもう一歩というところがありましたので、その課題はボールゲームで浮き彫りになり、そして修正まで行えたので嬉しく思います。
とてもいい流れで後半戦が突入できましたので、来週からはまた新しいステージのテーマを設けてレベルアップをしていきましょう!
第7回練習プログラム
1.アクティブウォーミングアップ
→パックマンゲーム
→ダイナミックストレッチ
2.Rugbyサーキット
3.サポートパス(5人組)
4.2フェーズアタック
5.ボールゲーム
6.振り返りの時間
メインコーチ:三宅 敬
アシスタントコーチ:石橋 昇