【2015群馬クラス】第9回レッスンリポート(2015年12月14日)

 

今回も前回に引き続きましてアタック側のブレイクダウンにフォーカスして行いました。今回は少し強度を上げたかったのでヘッドギアを着用しながら練習を行いました。

 

テーマは「ブレイクダウンファイト!」です。どういう事かというと、その名もズバリ、コンタクトのシチュエーションではファイトしようという事でした。

 

しかし、ファイトをするといってもそれだけでは幅が広いのでポイントを2つに絞って行いました。

 

1つ目は体の使い方を理解してファイトするという事です。激しくがむしゃらにファイトをする選手は見ていて気持ちが良いですが、効率的に考えるとそのプレーをフルタイムで行うにはなかなか体力的にも難しいかも知れません。それなので力を入れないといけないタイミングや、相手との距離感、テクニック、姿勢などで力を上手くコントロールしてファイトをすることでスタミナの消耗も抑えられますし、相手に勝つ確率もグンと上がります。

 

2つ目は倒れてからもファイトし続けるという事です。タックルには入られてすぐに味方にボールを見せて継続させる意識はものすごく重要なのですが、少しでも孤立した場合相手にボールを奪われる可能性が出てきます。それなので、倒れてからもボールを取られないようにファイトする、最後の最後まであがき続けるといったところでしょうか。それでもボールを奪われたらサポートプレーヤーの遅延のせいにしましょう。笑

 

これらの2つのポイントに重きを置いてブレイクダウンファイトを行いました。ドリルの中身としましては体の使い方や力の使い方を学ぶには最適なレスリング系のドリルを中心に行いました。やはり力任せに行う生徒が大半でしたが、コツ(テクニック)を伝えると勝てなかった相手に勝てたり、互いに一歩も譲らない質の高い攻防が顕著に結果として現れたので、生徒達はちゃんと意識しながら行っているのだと感心しました。もっと自由に体を使えると、体重差なんかも軽くひっくり返せるだけのファイトが出来ますので最初に行うダイナミックストレッチでも伝えてますが、まずは自分の身体の可動域を広げたり、自重をコントロールできるようにと、ただのストレッチかも知れませんが意識して行うのと行わないのとでは全く違うということをこれで少し分かってくれると嬉しいですね!

 

さぁ、これで残りあと3回となりました。いよいよクライマックスに入ってきますので1回1回の練習ではなく、一瞬一瞬の時間を栄養価の高い練習として体内に取り込むためにもこの調子で頑張っていきましょう!

 


第9回練習プログラム

1. アクティブウォーミングアップ

→ボール集めゲーム

→ダイナミックストレッチ

2. Rugbyサーキット

3. レスリング

4. トライラックファイト

5. 1 v 1クリーンアウト

6. ボールゲーム

7. 振り返りの時間

 

メインコーチ:三宅 敬

アシスタントコーチ:石橋 昇