【2016埼玉県熊谷市クラス】第2回レッスンリポート(2016年9月8日)

台風の影響で天候には恵まれない中、第2回目がスタートしましたが「ラグビーは雨の中でも試合がある!」これを選手達には伝え、雨でぬれたボールの扱いに注意しながらトレーニングができる、すばらしい状況であると事前に説明しました。

 

前回から引き続き、レスリングの補強運動を取り入れながら、特にリロードにつながるダウンアップの動作を意識したウォーミングアップを行いながら筋温をあげていきました。

 

ハンドリングのウォーミングアップでは「フィジィアンドリル」を取り入れて、どうすればボールが体から離れないで、グリップ(手)に吸いつくようなボールの扱いができるか選手達に落とし込んでいきました。

 

パスドリルでは、「①短いパス、②長いパス」を行いました。①の短いパスは、5mの幅内でボールキャリアを軸にダイヤモンドのサポート陣形をつくり、ボールキャリアの左、右、後方(シックス)で声を出しながらボールをもらって、ダイヤモンドのサポートを維持し続ける事を徹底しました。

②長いパスでは、アタック:4人 ディフェンス:2人 で横にしか動けないディフェンスに対し15mの幅をいっぱいに使いながら、前があいていれば「あいた!」のコールでボールをもらうドリルをおこないました、これがとても上手にでき「スピード、コミニュケーション、判断」共にすばらしく、特に昨年から来てくれている選手の成長は大きく感じる事ができました。【「①短いパス、②長いパス」については図をご参照下さい】

 

その後はキックキャッチのドリルを行い、強く蹴り出したボールをやわらかい腕と指の使い方でハンドキャッチし、その後パスをする。半身キャッチは高く上がったハイパントのボールを半身でジャンプして受ける事を繰り返し、ノックオンしないためのキャッチスキルを磨きました。

 

アタックのアジリティドリルとしては、ボールキャリアが前進する為のスキルをいくつか紹介しました。先ず大学生にデモンストレーションをおこなってもらいながら、3種類のステップスキルを紹介(1歩で前に、2~3歩で前に、スピンで前に出る)選手達はイメージを膨らませて様々なステップを巧みにアレンジしてくれました。その後、このステップスキルを生かした、1vs1のドリルをおこないましたが、選手達はとてもうれしそうに勝負を楽しんでくれました。とても良かったです。

 

タッチフットは「ダウンタッチ」のルールで、タッチされた側タッチした側、双方ダウンアップのリアクションを入れながら約30分間、今日教わったスキルを意識してタッチフットを楽しんでくれました。最後にストロングボディーポジション→スクラム姿勢を行って第2回のクラスを終了しました。

 

大里郡寄居町から来てくれている中学1年杉田 生璃さんの「1,2,3“ファミリー”」の掛け声で解散となりました!

 

【第2回練習内容】

メインコーチ 太田正則

サポートコーチ 祝田康彦

協力 立正大学ラグビー部選手(5名)