豊田クラスは、第1回開催日の当日まで申込みがあり、参加者がどれくらい集まるのか不安な中、第1回がスタートしました。申込み者総数52名数で、この日参加者は43名となりました。10回のカリキュラムすべてに参加出来る生徒は35名との事で、まずは一安心しました。95%以上がラグビー経験無しなので、しっかり理解してもらうチャンスでもあります。第1回の開催と言う事で、豊田市教育委員会の宮川部長をはじめ、会場を提供頂いた浄水中学校の片桐校長先生もお越し頂き、講師側の我々が緊張してしまいました。これから10回、12月26日までこの場所で、52名がどのように変わっていくのか楽しみです。
■カリキュラム前半
43人中40人が開催会場の中学校から参加しており、比較的に最初からコミュニケーションは良かった。他校からの参加者3名と女子生徒3名が、少し遠慮気味で馴染めない様子もあったが、次第に笑顔も出てきた。ボールの扱いを、あえて説明しなかったため、野球投げ・バスケパスなどバラバラで、何回も落とし、ゲーム再スタートもあったが、心配していた、声出しの部分は、最初にしては良く出ていた。途中で一度ゲームを中断し、スペースの有効活用・声掛け・ボール保持者以外の動き、この重要性を説明徐々に、意図するゲーム内容になっていった。
■カリキュラム後半
前半のカリキュラムで、ボールの扱いをせず、いよいよここからボールの正しい持ち方・投げ方・キャッチの方法を徐々に取り入れる(写真①を参照)。最初は一つの円になり、右回り・左回りと数回練習、スクール生を間に入れ、左右の生徒にアドバイスを手伝ってもらい実施(写真②を参照)。その次に止まった状態でのパス練習から、次に歩きながらパスを実施。ボール先頭を強調するも、戸惑いがあったが、徐々に出来スピードを上げ、形になってきた。(5人/組・15分程度継続)
その後、横田・廣瀬が対面に立ち、多少の邪魔を入れる(写真③を参照)。スムーズにパスが出来始めたが、ディフェンスが立つことで、スローフォワード・ノックオンの連発。数回繰り返すうち、理解し始めた生徒は、ディフェンスを避け、前に出た後にパスをするなど、楽しんで取り組めた。※ ボール保持側はアタック、邪魔する側はディフェンスというラグビーのゲーム形式を少しづつ取り入れる。
本日の最後にゲーム形式を取り入れた。10m×10mのエリアで、5人アタック・2人ディフェンスでトライするまで継続する(写真④を参照)。パス優先との思い込みから、人数有利ではあるが、ほとんどトライまで持ち込めない状況。※ボール保持者は前に出る原則を再度説明。終盤にはパスダミーやステップでディフェンスをかわす生徒も数人見受けられ、ゲームを楽しんだ。※運動能力・理解力に差もあり、次回組合せを調整しながら皆がラグビーを楽しめるよう進めて行く。
【所感・・・メインコーチ横田】
ラグビー普及のために、このような機会を与えて頂き、感謝しております。参加者の9割以上が未経験の豊田クラスではあるが、ラグビー競技の面白さを体験して来るべき2019年のワールドカップをより身近に感じて頂きたい。楽しむ要素を取り入れながら、競技スポーツとしてのラグビーも伝えて行きたい。 パス・ランニングといった基本的部分を向上させながら、ラグビーの原則を取り入れて行く。一緒に楽しんで行きましょう。
【所感・・・サポートコーチ廣瀬】
ラグビー未経験者がほとんどであり、ラグビーボールを使って楽しく体を動かすことを主眼に置いた第1回目となった。場所を提供頂いた中学校の生徒がほとんどで仲間どおしで楽しんで取り組んでくれたと思う。競争したりディフェンスをつけたゲームが特に楽しそうなので、それらの要素をうまく取り入れていきたい。
【第1回練習内容】
カリキュラム(前半)
1,ストレッチ
2,アイスブレイク
(レクゲーム)
3,ボールタッチゲーム
(15×3→18×5)
4,エリア内パスカウントゲーム
(15×3→18×5)
※3・4の約束事:ボールを持っていない生徒は止らない。
※数のカウントは大きな声を出す。
※初めてラグビーボールに触れるが、自由に扱わせる。
カリキュラム(後半)
5,ボールの扱い基礎練習
6,ウォーク&ランニングパス
7,ウォーク&ランニングパス(ライトディフェンス付)
8,ミニゲーム(アタック5人×ディフェンス2人)
メインコーチ 横田 俊光
サポートコーチ 廣瀬 佳司