湿度が高く、蒸し暑さを感じさせられる天候の中、第3回目のレッスンがスタートしました。グラウンドにマーカーをセッティングをしていると、早く到着した子供たちが私の傍に寄って来て、「何かお手伝いすることがありますか?」と声をかけてくれます。みんな優しい子供たちばかりでとても嬉しくなります(^_^)
さて、本日のレッスンではウォーミングアップでSAQ(スピード/アジリティー/クィックネス)トレーニングを導入しました。マーカーをラダーに見立ててフットワークスキルの向上が狙いです。小さく速く正確な足さばきを子供たちは上手にこなしていました。また、瞬発力を高めるためにジャンプ系とショートダッシュを組み合わせたコンテストドリルでは子供たちが鬼ごっこの感覚で楽しみながら取り組めていました。
ボールハンドリングスキルではラテラル(回転しない)パスとスピン(スクリュー)パスの学習です。両腕の役割(パワーハンドとコントロールハンド)を理解させて左右どちらもパスが出来るようにチャレンジ。苦手なサイドを作らない事が大切です。
キャッチングでは試合中に起こり得る、ハイボールとローボールのキャッチングや処理の仕方をアドバイスしましたが高い学習能力でどんどん吸収していました。
状況判断では、SAQトレーニングで学んだスキルを活かして小学5年生は7v7、6年生と中学生は8v8のサークルトライゲームにチャレンジしました。ルールは簡単で、直径15mほどのサークルの内側にアタックが待機。サークルの外側に立つディフェンスにタッチされないようにスペースを見つけてトライをするシンプルなゲーム。30~40秒で一人何回トライが出来るか?を競います。
狭いスペースの中にチャンスを見つけて素早く判断~アクション(SAQを使って)~スコアするという事が体験出来ました。誰もが楽しみながら個人のスキルを高める良いトレーニンだと思います。
その後は子供たちのリクエストで恒例の4ゲートタッチで汗をかきました。最後にS&Cのメニューとしてオーバー/アンダーポジションホールドコンテストと二人組プローンブリッジでのショルダータッチにチャレンジしました。
全体的な感想として、個々の動きや取り組み方は積極的に出来ています。課題はコミュニケーションスキル。一人一人の声をはっきり大きく出す事とボールを持っていない選手がボールを持っている選手にリードの声(右ついた、左ついた、2対1、抜け、遅れた等)を出しながらプレー出来るようになると良い選手に成長出来るので次回のチャレンジを期待しています!
【第3回練習内容】
1、出欠・体調確認
2、ウォーミングアップ:SAQトレーニング(ラダー)
・1ステップ/2ステップ/3ステップ
・瞬発系コンテストドリル(ジャンプ&ショートダッシュ)
3、ボールハンドリングスキル(キャッチ&パス)
・ラテラルパス
・スピンパス
・ランニングキャッチ
・ハイボール・ローボールキャッチ
4、状況判断 サークルトライゲーム
・30~40秒得点ゲーム
5、4ゲートタッチフット
6、ボディーコントロール(体幹)
・アンダーポジションホールド
・オーバーポジションホールド
・プローンブリッジショルダータッチ
メインコーチ 青木 雅仁
アシスタントコーチ 竹田 正明