【2016大分県別府市クラス】第4回レッスンリポート(2016年10月26日)

第4回目の放課後ラグビープログラム別府クラスを開催しました。夕方から雨が降り出し小雨の中での練習開始となりましたが、途中雨も上がり無事に実施できました。

 

今回のテーマは「ポジションとポジショニング」。一つの動作をした後に次のポジションへ早く移動する事やコンタクトする時の強いポジションニングを理解してもらうようにしました。

 

最初は2チームに分かれ円になり早くパスするゲームを行いました。1回行った後、何が必要なのか生徒に確認すると「ハンズアップ」と「アーリーキャッチ」と答えてくれました。追加で「パスフォローの徹底」を呼びかけました。25回、50回、100回と続けて行い急ぐあまりハンドリングミスが発生する事もありました。

 

次にS&Cトレーニングを行い、数は少なく正確に行うように学生がサポートしながらプッシュアップ・スクワット・ルーマニアンデットリフト(RDL)・片足RDLを2セット行い筋力、パワーの必要性とバランス感覚をあじわってもらいました。

 

そしてハンドリングメニューとして決められたポジションでパスとキャッチをグランド内で行うポジションランパスを行ってもらいました。ゲームで起きるイメージで5分から8分程度のスピードで実施しました。

 

ストレッチではコンタクトがある旨を伝えてしっかり行ってもらいました。ストレッチが終わると先程のポジションランパスをトップで行い、次にL字パスへ移り2対1と3対2を行いました。ボールキャリアの両側に1名ずつ立ち右パスをしたら左側のエリアにパスしたプレイヤーと2人でアタックをし、左側に立っているプレイヤーがディフェンスとなります。また反対側も同様に行いました。両側のプレイヤーはアタックになるかディフェンスになるかパスされるまでわからず考えながらプレイをしました。試合中アタックとディフェンスが瞬時に入れ替わる事を確認し、すぐに判断する能力も必要であることも伝えました。大学生も参加し成功することも多くなったところでアタックとディフェンスを1名ずつ増やしディフェンスに段差をつけてアタック有利で行いました。人数も増え、さらにミスが発生する事もありましたが最後は理解してくれました。瞬時に考える能力と体で覚える事をわかってもらうトレーニングとなりました。

 

次のメニューはダイヤモンドの形から4人でアタックとフォローをするダイヤモンドアタックです。小学生はダイヤモンドの形を意識しすぎてスピードがなく思い切ったプレイができていないケースもありましたが、中学生は徐々に理解してくれスムーズになっていきました。試合の時に頭に入れてもらえればと伝えました。

 

続いて学生がコンタクトバックをもちストロングポジションでヒットする事を意識した練習を行いました。コンタクトする時に必要な事を確認すると「低い姿勢」「コンタクトした時にボールをできるだけ遠くに持つ」とよい回答をもらいました。大学生も指導して強いポジションニングを理解してもらいました。

 

最後はエンドレスタッチフットを行い、タッチフットをしますと伝えるといつものように声を上げて喜んでプレイしてくれました。今回はポジションとポジショニングについて多くの練習メニューで学んでもらいました。

 

小雨の時間帯もありましたが走るメニューが多い中、元気よくラグビーをしてくれました。中学生も声を出し引っ張ってくれるようになり、次回は全員がもう少しリアクションよく行ってもらうように声をかけて行こうと思います。次回は11月2日(水)です。 

「第4回練習メニュー」 

1 ウォーミングアップ

パスゲーム(25回・50回・100回)

S&Cトレーニング

ポジションランパス

ストレッチ

2 ポジションランパス(トップスピード)

3 グリッド

4 L字パス

5 ダイヤモンドアタック 

6 コンタクト(フットポジション)

7 タッチフット

8 クールダウン・ストレッチ

 

メインコーチ    酒井 崇

アシスタントコーチ 川原 久幸

サポートチーム   立命館アジア太平洋大学ラグビー部