第8回目の釜石クラスは、学校のクラブ行事など、欠席者が3名で19名でスタートしました。今回のテーマは、[タックルテクニックLVUP・パスとキャッチスキルの向上・1v1AT]です。
最初はストレッチやBWでのレジスタンストレーニングと簡単なパスレースからスタート。その後はコンタクトとハンドリング、そしてランニングスキルの確認などを含めたウォーミングアップを行いました。
練習の1つ目は、直列パスから行いました。前回と同様、2列から始めホイッスルで列が増えていくやり方をしました。2回目の練習なので選手達も、お互いでやるべき事を確認し、前回よりもスムーズに、かつポイントを抑えて行う事ができました。練習のルールの把握だけでなく、毎回パス・キャッチのスキルも上達しているのが見えるので、残り2回での成長も含め、全10回での成果が楽しみです。
次はタックルテクニックです。今回からタックルバックを長く柔らかい物から、短く太く重いタックルバックに変更して行いました。バッグを変えたることで、よりタックルの低さ・膝で低くなる事の意識させることを狙いとしました。
コーチ達は、硬く低いバッグが変わった事で、キーファクターが意識できるかを心配していましたが、心配とは裏腹に、前回以上の良いタックルの連発に驚きました。今までは肩足の方向などの間違いをコーチが指摘しないと分からなかった選手達が、自分自身でタックルを評価し、改善できるようになっていました。これも大きな成長です。今まで選手達に言い続けていた事が選手全員に浸透してきたのかなと思うと嬉しくなってきました。パススキル同様、残り2回で選手たちのタックルがどれほど良くなるか楽しみです。
その後は1v1の練習。前回と同様の真正面からのディフェンスに対してのアタックだけでなく、今回は、毎回違った様々な角度からディフェンスが出てくるようなメニューとしました。今回も最初は何も言わず始めました。その後、幅を5mから10mに広げ、コーチがアタックとディフェンスのコツを教えた上で再度、実施しました。アドバイス後は、1v1のスキルが上がり、小学生が中学生を抜き去るなどのシーンを見ることもできました。今まで指導した1v1でのスCステップやAステップの意識・スペースへのランニングなど、先週よりも精度が上がっている様子が見れました。
最後はゲームです。今回は4コーナータッチに変更してみました。オフサイドタッチ以上に、個人個人のスペースと1v1の局面が多い練習です。新しいメニューということもあり、多少の戸惑いもありましたが、上手くできる選手が周りに声をかけながら全体をリードしてくれて、とても良い攻防が行われました。残り2回はノーマルのタッチフットに戻し、今までやってきたスキルやゲームがどの様に生かされているかを見たいと思います。
釜石クラスは、大きなテーマとして[ラグビーのランニングスキルとベーシックスキル]を指導をして来ました。残り2回の練習では、今まで指導してきた内容を再確認しながら、選手もコーチも充実した時間になるように努めたいと思います。
[第8回練習内容]
1、W-UPストレッチ&コンタクト準備運動&ランニングスキル
2、直列パス
3、タックルテクニック
4、1v1
5、4コーナータッチ
6、クールダウン&フィードバック
メインコーチ 松原 裕司
アシスタントコーチ 長田 剛