第1回をスタートさせた時には汗が吹き出る時期でしたが、最終回を迎える本日は鼻水が止まらない季節に変わっておりまして、10回という回数を重ねた実感を肌で感じることになりました。
そんな最終回はできるだけボールゲームを多くして、生徒が楽しめるような回にしました。しかし、楽しみ方にもいろいろありまして、へらへらとラグビーとは別の部分で楽しんだり、集中力に欠いたプレーはないように冒頭で説明をして練習に入りました。
過去9回行ってきたテクニックを存分に出してもらえることと、初回に話したように生徒同士で話して考え、そしてプレー中もコミュニケーションが取れることを狙いとしました。
ドリルの内容は最後に書いてあるメニューを行なったのですが、主にアタックにフォーカスを置いたドリルを行い、そこに対してディフェンスはどうコミットしていくのか、またそれをプレッシャーとしてアタックはトライを取るために何をしなければいけないのかを、シンプルなドリルの中で深く考えてプレーしてくれました。
どのプレーもそうですが、成功も失敗も理屈は単純でして、細かい部分の意識が成功と失敗の分岐点であったりします。例えばハンドリングであったらハンズアップ、フォロースルー、コールなどでしょうか。細部までこだわることができれば、自分が思うプレーに繋がると思います。そこにどれだけ意識を持っていけるのかは、成功体験も必要でしょうし継続してコーチングができる環境も必要なのかなと思います。
最後に行なったボールゲームでは、序盤はルールありきでのプレーをしてしまったため、なかなか良い前進ができずに自滅にてトライを取り切れなかったのですが、チームトークを挟んだゲームではみんなの理解が深まって前進をしながらアタックが継続され、トライの回数も増えていきました。こうして1度成功すると連鎖するもので、両チーム共に質の高いアタックが繰り広げられましたし、その要因として一人一人の運動量の多さが際立って上がりました。おかげでコーチは厚着をし、生徒たちは半袖になるという反比例の格好でしたが一生懸命に取り組んでくれた証拠として嬉しかったです。
そして熱が上がりきったところで終了の時間を迎えました。名残惜しそうな雰囲気が満載しておりましたが、親御さんも交えて閉会式を行いました。まずは全10回を大きな事故なく終えられたことに感謝申し上げます。そして送迎を中心に、親御さんの協力なくしてはとてもではないですが開催ができませんでした。心より感謝申し上げます。そして開催場所としてグラウンドを快く貸してくださったSECOM RUGGUTsさんにも、感謝を忘れてはいけません。
来年度の開催は未定ですが、もし開催されることになりましたらぜひ参加して欲しいと思いますし、別の形でも平日の放課後を有効活用したラグビーの環境をみなさまにお届けできるように、努めてまいりたいと思います。
「第10回の練習メニュー」
1 アクティブウォーミングアップ
→ボール集めゲーム
→馬跳び&股くぐり
→ダイナミックストレッチ
2 SAQ
3 ドローパス
4 2 v 1
5 オーバーラップタッチフット
6 体幹トレーニング
7 ボールゲーム
8 振り返りの時間&閉会式
9 記念写真
メインコーチ 三宅 敬
アシスタントコーチ 西村 築