【2016大阪府東大阪市クラス】第7回レッスンリポート(2016年12月14日)

東大阪市花園ラグビー場において、今年度第7回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。

 

本クラスのテーマは『つながる、つなげる』。

 

このプログラムでは、積極的に自分から率先して「つながる、つなげる」姿勢を持つことを最重要課題としています。たとえば、これまでのレッスンを通して学んできたことを実践し、正確な技能を習得することで選手としての成長に『つなげ』てほしい。また、ラグビー技術そのものの習得だけではなく、人間的な成長という面にも重きを置いて子どもたちと関わっています。

 

さて、今回のレッスンのテーマは前回に引き続き『実践』。これまでに習得したスキルやテクニックを、より実戦(試合)に活用するための練習を計画し、前回同様に『MTM』手法を用いて、いざクラスがスタート!

 

ウォーミングアップを終えた子どもたちは、グラウンドに3つ用意されたコートに各自分かれて、自主的にゲームライクトレーニングに取り組んでいきます。今回は、私たちコーチがレフリー役になるなどの介入も一切せずに生徒たちだけでゲームを進め、自分たちだけでゲームを振り返り、修正を加えて再びゲームに挑んでいきます。

 

途中、コーチ陣が全体を見渡して提起した『お題』をもとに即興ドリルを作成して子どもたちに落とし込むと、あとは自分たちで自主的にドリルを続けながら、生徒たちひとりひとりが自らゲームに『つなげる』ようになっていきました。これは大きな成長です!

 

今回のレッスンは、グラウンドの中で子どもたちの自主性が芽生え、自ら率先して練習に取り組むことに『つなげる』という、本レッスンにおける最重要コンセプトを体現するかのような、大変実り多いものとなりました。

 

子どもたちを指導していく上で、時にはぐっと黙ってそっとそばで見守ることも私たちコーチとしてのスキルのひとつであるということを、他でもない子どもたちから教わりました。レッスン終了後の後片付けや掃除も、足りないところを見つけて自ら補うように行動できるようになり、単なる『自主的』が『主体的』へと進化していく過程をそばで見守ることが出来るというのは、コーチとして何より感無量です。

 

さぁ、年が明ければ本レッスンも残すところあと3回。子どもたちがより成長した姿を見て、私自身もさらに学ばせてもらおうと思う、今夜の花園でした。

みなさま、良いお年を。

【第7回レッスン内容】

1:オープニング

2:ジョグ&ナンバーゲーム+SC(その場かけ足)

3:アンクルタッチゲーム

4:じゃんけん抜き合いゲーム

5:リアクションゲーム(輪っかタッチ)

6:ダイナミックストレッチ

7:タッチフット形式ゲームライクトレーニング(小学5年+6年生2名用コート、小学6年生用コート、中学生+小6数名用コートを作成)

8:チームトーク

9:タッチフット形式ゲームライクトレーニング

10:チームトーク

11:チームトークのレビュー

12:チームトーク

13:タッチフット形式ゲームライクトレーニング

14:チームトーク

15:即興ドリル(じゃんけん抜き合いゲームを活用)

16:タッチフット形式ゲームライクトレーニング

17:チームトーク

18:即興ドリル(輪っかタッチゲームを活用)

19:即興ドリルその2(3対4ゲーム)

20:マーカー移動フィットネス

21:チームトーク

22:タッチフット形式ハーフフィールドゲームライクトレーニング(小学生コート、中学生+小6数名コート)

23:チームトーク

24:おねだりタッチフット形式ハーフフィールドゲームライクトレーニング(子どもたちから追加でもう1回!のおねだり)

25:マーカー片付けフィットネス

26:クールダウン

27:クロージング

 

メインコーチ:南條賢太

アシストコーチ:射手矢なづき

サポートチーム:アナン学園女子ラグビー部