東大阪市花園ラグビー場において、今年度第10回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。
本クラスのテーマは『つながる、つなげる』。
このプログラムでは、積極的に自分から率先して「つながる、つなげる」姿勢を持つことを最重要課題としています。たとえば、これまでのレッスンを通して学んできたことを実践し、正確な技能を習得することで選手としての成長に『つなげ』てほしい。また、ラグビー技術そのものの習得だけではなく、人間的な成長という面にも重きを置いて子どもたちと関わっています。
昨年10月から始まったこのプログラムも、とうとう今日が最終回。レッスンの総決算です。前回に引き続き、全てのレッスンを自分たちで組むことができるようにプランニングしました。さあ、最後のレッスンスタートです!
前回同様にグラウンドを大きく均等に2つに分け、実践速度と各コートでプレイするメンバリングを設定しました。今回は、現役女子ラグビー選手でもあるアシスタントコーチの射手矢さんにもプレイヤーとして参加してもらい、全て選手たち主導でレッスンを進めていきます。寒さが増していることもあり、途中ファンゲーム要素を含めたウォーミングアップドリルを取り入れながら、生き生きと身体を動かす生徒たち。溌剌としたプレイが目の前で繰り広げられていきます。
ゲームライクトレーニングには、入替戦前の近鉄ライナーズのレギュラーメンバーも参加して、子どもたちと一緒に汗を流してくれています。初めは得体の知れない大柄のラガーメンの迫力に圧倒され、自分のほうから『つながる』ことに遠慮気味だったのに、ゲームが進むにつれて現役のトップリーガーにもどんどん指示を出してゆく子どもたち。そして、そんな彼らの姿に思わず微笑んでしまう私。子どもたちの成長が手に取るように感じることができた瞬間でもありました。
より実戦に近い状態を作るためのフルコートゲームでは、傍で眺めるワールドクラスプレイヤーも思わず唸るようなレベルの高いプレイを連発!見事に本クラスの千秋楽を自らプレイで体現してくれました。 もちろん、それはレッスンの振り返りや後片付けにも表れており、最後にグラウンド脇に綺麗に並べられたボールたちがそれを物語ってくれているようでした。コーチとして感無量の瞬間です。
各々のチームでの活動に、学校生活に、そして、無限大の未来に。ここで得た経験と仲間たちと共に『つなげる、つながる』。
ラグビーは、子どもたちに確かな成長をもたらしてくれました。
最後に、本クラス開催にご支援、ご協力いただいた皆々さまに心より感謝致します。
本当にありがとうございました。
ラグビーが子どもたちを育て、その子ども達の成長を通して、私たちコーチ陣も言葉で言い尽くせない学びと喜びを経験させて頂く事が出来ました。スポーツを通じて子どもたちの心身の育成に傍で感動しつつ、これをまた2019年以降にも『つながる、つなげる』ように精進していきたいと決意を新たにした、今夜の花園でした。
【第10回レッスン内容】
1:オープニング
2:タッチフット形式ゲームライクトレーニング(ハーフコート)
3:ダイナミックストレッチ
4:列車抜きゲーム
5:タッチフット形式ゲームライクトレーニング(ハーフコート)
6:チームトーク
7:タッチフット形式ゲームライクトレーニング(ハーフコート)
8:フリーズトーク(テーマの確認)
9:小学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
10:中学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
11:小学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
12:中学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
13:小学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
14:中学生クラス@タッチフット形式ゲームライクトレーニング(フルコート)
15:クールダウン(用具片付けフィットネス&ストレッチ)
16:クロージング
メインコーチ:南條賢太
アシスタントコーチ:射手矢なづき
サポートチーム:近鉄ライナーズ(マイケル・ストーバーク選手、堀選手、井波選手、熊崎選手)