梅雨明け当日の放課後ラグビーは涼しい風が吹く中で、第3回目のレッスンを開催しました。
レッスンがスムーズに展開出来る事とメニューとメニューの間に無駄な時間が入らないように開始1時間前からグラウンドにマーカーをセッティングします。 選手も指導者も「準備」が大切です。
さて、本日のレッスンは、最初にスピードトレーニングを導入しました。小さめのコンタクトバックを4つ等間隔に置き、足をしっかり上げて走ります。そこで生み出されたエネルギー(パワー)を使って加速に繋げていきます。地面を蹴ってバネのように弾みながら走れるようになる事を目標にチャレンジ。回数を重ねるごとに子供たちのスピードアップが見られました。次に、その加速を利用して最高速度でボールをキャッチすることにもチャレンジしました。相手を抜き去るイメージで上手く出来ていました。 プレーの原則の一つである、支援(サポート)するために必要なポジショニング、走るコース、コミュニケーションをアドバイスした後に、シンプルな3対2の状況判断のドリルにチャレンジしました。「ボールキャリアは前を見て判断する」、「サポートプレーヤーは三角形やダイヤモンドのポジショニングからボールキャリア―とコミュニケーションを取りながらサポートする」ことにフォーカス。慣れてくると、良い判断と良いスピードでのプレーが多く見られるようになりました。
先週に続いて、ブレイクダウンを意識した、ボールキャリア―のグラウンドスキルを復習しました(学びの三原則です)。 このスキルを使って、最後は状況判断トライチャレンジゲームを行いました。 本日のレッスンメニューが全て織り込まれたこのメニューは子供達を大きく成長させてくれます。いい加減なプレーやスキルが見られた場合は直ぐのターンオーバーになるという厳しいルールですが、子供たちは全力で取り組み、良いプレーがたくさん見られました。
全体的な感想として、個々の動きや取り組み方は積極的に出来ています。 もっと良くなるためには、コミュニケーションスキルを高めること。ボールを持っていない選手がボールキャリア―にたいして「右ついた、左ついた、チャンス、2対1、抜け、遅れた」等を伝えながらプレー出来るようになると良い選手に成長出来るでしょう。
これから、夏休みに入るため、次回のレッスンは9月13日(水)です。 みんなと元気に再会出来る事を楽しみしています!
≪第2回練習内容≫
1、ウォーミングアップ
・SAQドリル(ショートラン)
2、スピードトレーニング
・加速ラン(10m/20m/30m)
・パワーラン(15m/30m)
・トップスピードラン(30m)
3、サポートプレー
・ポジショニング
・ランニングコース
・コミュニケーション
4、状況判断
・3対2 5グラウンドスキル(ソフトコンタクト)※コンタクトバックを使って
・ボディースクエア
・ボールセキュリティー
・レッグドライブ
・ツイストダウン
・ボディーコントロール
・ロングリリース
6、状況判断トライチャレンジゲーム(50m×60m)
・6年生=8対8
・中学生=8対8
メインコーチ 青木雅仁
アシスタントコーチ 竹田正明