【2017福岡県福岡市クラス】第4回レッスンリポート(7月31日)

第四回目のセッションのテーマは「コミュニケーション」です。 学生による30分のセッションでは、ハンドリングセッションを行いました。正方形の角四つに三人がセットし、パスをつなげていき、そのパスを一人がカットする練習です。10回パスを回しきることを目標としました。彼らは勝敗を意識し、自然と大きな声でコミュニケーションをとり、パス回数も積極的にコールしていました。 四人とも不規則な動きを行いながらボールに触れることでとても良いウォームアップになったのではないかと感じました。

 

ここから1時間は築城コーチ、高井コーチによるセッションとなります。まずは一対一で、5メートル間隔で向き合って胸に速いパスを投げ込みます。しっかりとキャッチする練習です。パスが速いためにしっかりとストロングポジションでハンズアップをしなければキャッチできない状況であったため、中学生の子たちも自然と意識できていました。パサーの子も早いパスを投げながらコントロールを意識することで、パサーキャッチャーともに良い練習になったのではと思います。

 

次はバックフリップの練習を行いました。縦に三枚のディフェンスに対して二人組でディフェンスを引き付けてバックフリップでパスして突破する練習です。この練習が始まる前と後とでは見違えるほど上手になり、みんコツをつかんでいたようでした。また、中にはディフェンスを引き付けて放るのではなく、ディフェンスにあえて入らせてバックフリップオフロードを決め込む選手もいて驚きました。

 

次は2対1のあと、ディフェンダーもアタックに加わり、あらかじめセットしておいたディフェンス二枚に対して突破を図る練習です。ここでは、特にディフェンスからオフェンスへの切り替えと、そこからのサポートの付き方、また位置を正確に知らせる細かいコールのところを重点的に意識させました。回数を重ねるごとに、細かいコールやしっかりと相手をひきつけたり、逆をつくプレーができるようになっていました。

 

これらの練習を行った後に、最後はタッチフットを行いました。タッチフットでは、今日行ってきた練習でのプレーがしっかりと出ていて、またコミュニケーションもしっかりと取れていたことがわかりました。 今回でもう4回目となりましたが、初回と比べて中学生がそれぞれのチームのメンバーだけで固まっていたのが、今では他チームの子同士で名前で呼んだりコミュニケーションをとったり、談笑している姿が多くみられるようになったと思います。チームは違いますが、ラガーマンであるという認識が距離をすぐに縮めさせる要因になったのではと思います。 また、学生と中学生との距離も縮まってきていて、このセッションを回数を重ねるごとにラグビーを通して、お互いがより楽しく有意義な90分間にしていけるように、いい準備をしていきたいです

 

【第4回プログラム内容】

1、ウォーミングアップ

2、パスゲーム ・ハンドリング(バックフリップ、オフロードなど)

3、判断ドリル(DF付きハンドリング)

4、体幹トレーニング

5、ハンドリングゲーム(タッチ式)

 

メインコーチ:高井明彦

アシスタントコーチ:築城 康拓

サポート 福岡大学ラグビー部