【2017埼玉県熊谷市クラス】 第4回レッスンリポート(8月3日)

夏休み中の学生たちが集まってくれるのか?不安な出だしでしたが、多くのみんなが時間どおり集まってくれました!(感謝) 今日の練習キーワードは「視野(ビジョン)」である事を説明して、第4回の熊谷クラスはスタートしました。

 

先ずは、楽しいドリルからという事で「的当てゲーム」を小学生と中学生の対抗戦で行いました、大きい的と小さい的それぞれ狙い易い的を探して、狙いを定めてしっかり狙いパスでの的当てを楽しんでもらいました。課題としては所定の位置からなのですが、ラインを超えて投げる選手もいて、楽しい中にも「規律(ルール)」の部分でもっと徹底が必要でした。【参考動画:的当てゲーム】

SAQドリルに、本日のテーマ「視野(ビジョン)」を取り入れたスイスボールスラロームを実施、左右から来るボールを広い視野(ワイドビジョン)で見ながら横3人が競争し、できるだけ早く走る抜ける事に挑戦してもらいました。【参考動画:スイスボールスラローム】

次に、目の前にダイヤモンド型で置いてあるマーカーをタッチしてスプリントするドリルを実施。先ずはダイヤモンド型のマーカーを「Vルック(視野角をVの字で見る)」で見る事を意識してもらい、素早く反応しながらマーカータッチやダウンアップの動作をおりまぜ、最後にダイナミックストレッチをしました。【参考動画:マーカータッチ】【参考動画:ダイナミックストレッチ】 

続いて、ハンドキャッチスキルを上げるドリルに取り組みました。ハンズアップとすぐに動ける足使いで、突然変則に飛んでくるボールを取る為の「準備」を意識してもらい、今日のテーマである「視野(ビジョン)」をおりまぜました。ボールが来る側に指を立てさせ、キャッチする側がナンバーをコールするというドリルです。キャッチミスは意外と少なく良かったです。【参考動画:ハンドキャッチ(ナンバーコール)】

これまでは視野を広く維持する単調な動きでしたが、次に「ミラードリル」という、DFは前の相手をしっかりマークし続け、ATは前の相手を振り切る動作をしながら、お互いパスを回し続けます。その名の通りDFは「鏡」のように相手を追います、この単調な動きですが、意外と難しいのがこのドリルの特徴です。パスミスが多く発生しますが、互いがコミニュケーションをとれてなければボールを放さない事が、先ずは大切だと選手達には指導しました。【参考動画:ミラードリル】

熊谷クラスの鉄板である「ドローパス」でも「視野(ビジョン)」をさらに意識しました。引きつけるダミーの前方で指を立てさせ、パスする側がナンバーをコールするというドリルです、普段よりも前方を気にしすぎて、加速(スピード)が無くなってました。ひとりひとりが加速してラインスピードを上げる中で良い判断ができるよう、前方を見る事を修正点として選手には伝えました。【参考動画:ドローパス(ナンバーコール)】

広い視野(ワイドビジョン)で有効なスキルとしてキックパスのスキルを練習しました。横の視野と縦の視野を広げボールを前方に運ぶスキルとして取り組んでもらいましたが、先ずは選手同士向き合ってキック・キックキャッチをグラバーとパントを交えてスキルチェック。その後オフサイドを説明しキックに対して走りこんで受けるレシーバーを設定しキックパスを練習しました。選手達は楽しさと難しさを学んだと思います、日々のスキル練習が大切です。【参考動画:キックパス】

タッチフットも「テーマ:視野(ビジョン)」を意識してもらいたいので、縦横状況のコミニュケーションを取りながらキックありのゲームを実視しました。空いてないのにただ蹴ったりする選手もいましたが、周りから修正する声掛けもありとても良かったです。最後は「ストロング・ボディーポジション(スクラム姿勢)」を行い、日本協会から視察に来られた普及育成部の中村さまにコメントを頂き、恒例の「1,2,3“ファミリー”」の掛け声で解散となりました!

【第4回練習内容】 

メインコーチ 太田正則

サポートコーチ 祝田康彦

協力 立正大学ラグビー部選手 (12名)