【2017北海道札幌市クラス】第6回レッスンリポート(8月9日) 

天気 雨 23度 

 

第6回目にして初めての雨となりましたので体育館での開催となりました。 北海道では、先週末にミニとジュニアの全道大会が開催されました。札幌クラスに参加してくれているメンバーも大会で活躍してくれていました。クラスで学んだことを活かすことができたといってくれた選手もいました。一方で大会が終了し区切りがついたからなのか 今日の練習は中学生の集中力が低かったように感じます。途中で、おしゃべりなどでコーチから注意されるケースもありました。来週からはまた気を引き締めて集中して一つ一つの練習に 取り組んでいきましょう。 

 

今日のテーマは、体育館になることが予想されたことから、ブレイクダウンから変更し、 「スペースへボールを運び前進する」としました。振り返りの要素もあり、選手からキーファクターを聞き出しましたが理解してくれてい るようでした。キーファクターとして「相手を見てプレーする」ということにフォーカスしています。

 

相手を見るということでファンクショナルムーブでのアップの後に、ミラーランニングをいれて 意識づけしています。目から入った情報を身体に伝えることが簡単にはできていない選手も 多かったです。

 

対面に立ったDFをステップやスワーブで抜き去る動きも2回目ということもあり個人差はありますが それぞれ上達がみられました。まずは1対1が基本であり相手がいる状況でどう動くかを常に 考えられるようになってほしいですね。 

 

ハンドリングでの、ラテラルパスも応用編では対面に立ったDFが向かってくる設定 にし、相手や仲間の状況を見て、それに応じたアクションを行うことを意識してもらいました。最初は 相手の状況にかかわらず動きに変化をもたらさない選手もいましたが DF役の内側でもらうのか外側でもらうのか、タイミングをずらすのか、など徐々に動きに変化が 見られるようになってきました。ここで必要となるのがコミニケーションなのだということも改めて感じてもらえたと思います。小学生でも自分の位置を伝えることや、タイミングをつたえることが重要だということを理解できた選手も多かったように見えました。 

 

前回に引き続き、ループパスと中学生はスイッチパスも今一度スペースができる仕組みの復習と、その反復練習をしました。コーチに引き付けるべきDF役に入ってもらいながら進めましたがみんなかなり上達がみられました。 中学生は、最終的にDFに入ったコーチの立ち位置などから、スペースにボールを運ぶために 何をするべきかを判断するドリルに発展させました。ここでもコミニケーションの取り方が不足しているグループと情報を共有できたグループではパフォーマンスの差が明らかになっていました。ラグビーはコミニケーションのスポーツであることを理解はしていても、ゲームの中で活かすことの難しさを実感していたようです。

 

最後のゲームは、先週に引き続き 3フェイズタッチを実施。スペースができたところを的確に攻撃する ケースも徐々に増えてきましたが、スペースを創りだす動きへのチャンレンジは不足していたようにも感じます。まだまだコミニケーションがたりていません。 ゲームに時間をかけましたが成功体験も増やすことができたように思います。 

 

クロージングでは、今日の学びについて振り返りしてもらいましたが、また声が小さく消極的になってしまいがち、間違ってもよいのでもっと積極的にできるようコーチとしても工夫していかなくては! 締めのコールは小学生の獅恩君が初挑戦でしたが立派にできました。


 ≪第6回練習内容≫

1.ファンクショナルロール

2.ランニングドリル ミラーランニング、ステップとスワーブ

3.ハンドリング ラテラルパス DFあり

4.ハンドリング ループパス、スイッチパス

5.ディシジョンメイク ループやスイッチをチャレンジ

6.3フェイズタッチ

 

メインコーチ 長谷川竜介

アシスタントコーチ 笠井建志、菊池直哉、今井翔太、立野弘高、平塚勇介