【2017北海道札幌市クラス】第7回レッスンリポート(8月16日) 

天気 晴れ 気温 25

 

お盆休みで帰省などで札幌不在ということで欠席も数名いました。お盆前後の実施の可否も議論の余地ありだったかもしれません。盆を過ぎると北海道の夏は終了します。北海道らしく涼しい気温でのクラス開催となりました。 小学生はほとんどが宿題を終えているようでしたが、中学生はあと一息というところだったようです。

 

さて、先週の集中力を欠いたことを注意していたことから今週は打って変って取組姿勢は 見違えるようでした。しかし、照明をともした後のグラウンドには、大量の「蚊」が出現し、 (正直なところコーチ陣もかなり攻め込まれて無視できないほどの数でした)選手達の集中力を 奪おうとしていましたが、「蚊の大量発生を理由にここで終了しましょうか?」と問うと急激にラグビーへの集中が高まりました。よく頑張ってくれましたよ。

 

先週の振り返りでは、それぞれスペースを見つけるために、また創出するために何が必要である のか理解はしてくれていました。意識して練習に取り組み反復して身につけていってほしいですね。 今日のテーマは、プレーの継続~ブレイクダウンにチャレンジ~としています。 安全な姿勢、身体の使い方にフォーカスして進めるよう各コーチにもお願いしました。

 

ウォーミングアップに、「股くぐり」をいれてくぐる際に下を向かないということから今日のフォーカスポイントを意識づけしています。 ペアになってのニータッチ、アンクルタッチゲームでは、どうしても腰の位置より頭が低くなってしまう 選手もまだ多かったです。マーカーをへそに合わせストロングポジションを持続させる体幹トレーニング、ストロングポジションでの 牛歩這い這いなどを行い姿勢に対する意識づけを強化しました。

 

ハンドリングでは、自分の位置を伝えるコミニケーションとアーリーキャッチ、ストレートランにフォーカス 少しずつですが成果が見えてきています。そこにDFを加えることで前を見てプレーするということを 再確認。よりコミニケーションが必要になることを認識できるよう促しました。中学生はさらに4対3の局面でスペースを創るムーブにもチャレンジしてもらいましたが先週より上達が 見られました。

 

ブレイクダウンを、プレーの前進と継続の観点から説明。 相手と接触する際に必要な身体の使い方、ボールの持ち方を理解できるように、5m幅のエリアを走り ヒットシールドを持ったコーチに外に押し出されないように走りきるドリルを行いました。片手でボールを持つ癖のある選手は、左右いずれかの側で接触するとき相手側でボールをもってしま うケースが多々ありました。両手でもつからこそボールの持ちかえが可能になるのだということは頭では わかっていても癖となってしまったものを治すのは簡単ではないですね。ハンドリング同様に継続して 練習する機会を創る必要性を感じました。

 

コンタクト練習の前にペアになってボールプレゼンテーションの動きを反復練習し段階的に進めました。次にコンタクトバックを用いて、1mの距離でハーキーからショートステップで接触、アップで実施した股 くぐりとストロングポジションを意識させ、ドライブしてボールダウン、ボールプレゼンテーションまで。 第二段階で、オーバーのプレーヤーを加えましたが、ここでも入る姿勢と、バインドが必須であることを しつこく伝えています。選手自身も安全性に対しての意識を持ち続けてほしいと願っています。

 

最後は、今日までの練習内容を網羅し、ラックタッチを実施しています。タッチされた選手は、ライダウン してボールプレゼンテーションを、タッチした選手はタックラーとしてライダウンしてブレイクダウンを構成 しDF側のアライビングプレーヤーがオフサイドせずにボールにタッチできればターンオーバーで、AT側 はそれをさせずに継続させるよう相手をみてオーバーに入るという内容で実施。ミスや反則まで何度でも継続できるルールでした。ボールを継続させるためにサポートはよくできていたと思います。 ただ、最初はオフサイドラインを意識できず立ち位置の反則が目立ちました。ゲートから入る意識はできていたと思います。継続はできるけどなかなかスペースを見つけられず、単調になっていましたが、継続 することでチャンスが生まれることは実感していたようです。チームトークを繰り返した終盤には、先週まで実施していたスペースの創出を意識的にプレーするもみられゲームの中で活かそうとしてくれていまし た。成果がみられた瞬間でした。

 

ゲーム後は中学生が、グラウンド整備している間に小学生は体幹トレーニングを実施。家でもやるように なったからか少しずつ形になって耐えられるように進歩していました。 来週は、小学生がグラウンド整備で中学生がフィジカルトレーニングで効率よく締めを実施したいと思い ます。今日は、ヒットシールド7台用意し選手達の運動量をあげるようにしましたがコーチ達にもそれなり の運動量になったと思います。ご協力に感謝です。 



≪第7回練習内容≫

1.ファンクショナルロール

2.股くぐりストロングポジション、這い這い、ニータッチ、アンクルタッチ

3.ハンドリング ラテラルパス DFあり

4.バックワーク ヒット&ラン

5.ジャックナイフ

6.バックワーク ヒット&ドライブ&ボールプレゼンテーション

7.ラックタッチ

8.体幹トレーニング

 

メインコーチ 長谷川竜介

アシスタントコーチ 笠井建志、菊池直哉、今井翔太、小野田保、立野弘高 助手 伊藤誠基、篠原誠