【2017埼玉県熊谷市クラス】 第6回レッスンリポート(8月31日)

夏休みも最終日でしたが多くのみんながグランドに集まってくれました! 今日の練習キーワードは「コミュニケーション」である事を説明「話す・聞く・動作」などで、互いのキャッチボールが成り立ってこそ良いコミュニケーションが得られるので、いつもより意識を高く持って欲しいと選手達にはお願いし、第6回の熊谷クラスはスタート。

 

先ずはSAQドリルでウォーミングアップし筋温を上げた後、楽しいドリルからスタートしました。 最初にボールの扱い方を目的とした「フィジアンドリル」ですが、ボールを身体の近いところで上手に扱えるか?身体の使い方と合わせて競争の要素を交えてボールをすばやく扱うドリルをおこないました。競争するため正確にできない選手が何人かいました、スピードも大切ですが正確性はもっと大切なので、改善できるポイントです。【参考動画:フィジアンドリル】

次に「ハンドリングゲーム」ですが、5人組で手をつないで円陣をつくり、最初にパスした人が円の外回りを1周する間に、円陣内の4人がパスを2周させ外周者とパスの早さを競うものです。楽しんでもらえたのはよかったのですが、パスミスが非常に多く、外周者の方が勝つことが多かったです、先ずはハンズアップとコミュニケーションでパスミスを防ぐ大切さを再確認しました。【参考動画:ハンドリングゲーム】

 次は「10カウントゲーム」です、ある一定の範囲で同じチームでパスを繋ぐのですが、課題はスペースを広く使えないのと、コミュニケーションが不足する事でした、1セット目終了しチームトークを選手間にさせることで、次のセットで課題は大きく改善されました。共にカウントしないといけないというルールが守れない部分が目立ったので、もっとルールの徹底が必要です。【参考動画:10カウントゲーム】

続いて、ボールキャリアのランニングスキル「アングルチェンジ」について紹介しました。「①アンダー(カットイン動作)」「②オーバー(カットアウト動作)」を紹介しながら、1人目が仕掛けながらDFの向きを見て広いスペース(Gap)へ2人目がぺネトレイトするわけですが、ボールが出る前に最初のコミュニケーションができ、ボールをもらう瞬間に2度目のコミュケーションができます、その際、瞬時に正確な情報を伝えながらアタックを成功させる、そのためには瞬間的なコミュニケーションが非常に大切であることを説明しドリルをおこないました。小学生でもすばらしいアングルとスピードの中でコミュニケーションをとってくれました。(すごく良かったです!)【参考動画:アングルチェンジ】

 次にコンタクトのウォーミングアップで「パドリング」と首肩のストレッチなどを行い「ボールの奪いあい」をおこない、コンタクトの強度を徐々に上げていきました。【参考動画:ボールの奪いあい】 ボールキャリアのコンタクトスキルについて「ノットTボーン」タックラーの強い部分から、すこしズラしてコンタクトすることで前に出るアタックの紹介をしました。ヒットする肩の逆側で相手と遠ざけるポジションにボールを納めることを徹底し、「ステップ→ヒット→ドライブ→トライラック→マンオンファイヤー→ロングリリース」力強く少しでも前に出るスキルを向上しました。【参考動画:ボールキャリアコンタクト】 

「ブレイクダウンドリル」ではアタック時のブレイクダウンとして、スカッター(クリーンアウト)、ガード(ボールを守る)、プラグ(ガードをサポート)の役割を決め、自分の仕事を声に出して周りの選手に伝るコミュニケーションに合わせて「早さ・低さ・姿勢」にこだわりをもって、狭いゲートの中で正確にボール確保ができるよう心がけてもらいました。【参考動画:ATブレイダウン】 

タッチフットでは、タッチされたら「ガードとプラグ」に入るルールにしましたが、ボールキャリアがタッチされる瞬間「ガード・プラグ・SH」の3人がポイントに瞬時に寄らないと早いAT継続はできません、その際に本日のテーマである「コミュニケーション」を意識して「動き出し・自分の役割」を徹底してもらい、2セット目以降で大きく改善されました。最終セットでは5回タッチの最後のみキックありとし、エリアを取るかどうか?の判断も入れてゲームを楽しんでもらいました。 最後は「ストロング・ボディーポジション(スクラム姿勢)」を行いました。

 

恒例の「1,2,3“ファミリー”」は、丸山希香さん(小6)の掛け声で解散となりました! 小学6年生の丸山希香さんはラグビーがあまりにも好きになりすぎて、熊谷クラスを飛び出してこの夏休みでなんと「ラグビーの王国」ニュージーランドはオークランドにラグビー留学をしてきたそうです、多くの刺激を受けたのでしょう!動きが益々良くなってました。(スゴい!) 


【第6回練習内容】 

メインコーチ 太田正則

サポートコーチ 祝田康彦

協力 立正大学ラグビー部選手(12名)