ラグビーのまち東大阪市において、今年度第1回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。早いもので、放課後ラグビープログラム大阪クラスも3年目を迎えます。 本市では初の高校女子ラグビー部であるアナン学園高校女子ラグビー部の全面協力を得た今年度のラグビープログラムは、女子限定クラス。 花園ラグビー場が2019ワールドカップ開催に向けて改装中のためプログラム開催自体が難しく、果たして人数が集まるのだろうか・・・と当初は不安がよぎりましたが、なんとか10名を超え、開催に漕ぎ付けることが出来ました。
集まってくれた子どもたちへの感謝の気持ちと共に、いざ!レッスンがスタート!
そもそも、一般に「ラグビーは危険なスポーツであり、身体の接触(コンタクトプレイ)があるだけではなく、競技の中に複合的な動作を要するため、女子選手にとっては怪我のリスクが高い」と思われております。 確かに、どんなスポーツであれ一歩間違うと危険を伴うことは事実なのですが、そんなことは関係ない!ラグビーが好きでたまらない!という熱い気持ちで日々ラグビーに取り組むラガールズ(ラガー + ガールズ = ラガールズ、です!)にとっても、また今回初めて楕円球に触れる未来のラガールズにとっても、本プログラムを通じてラグビーを安全に行うことにより、安心してラグビーライフを送って欲しいとの願いを込めて、今年度の本クラスのテーマは・・・ 『安全、安心』です!
オープニングでは、私にとって『さすが女子』な光景が繰り広げられました。 なにしろ初めて顔を合わせる者同士、見事なほど無言でうつ向き加減。恐ろしいほど空気が重く、指導陣も思わず不安に(笑)。 が、兎にも角にもそれぞれ自己紹介を終え、グランドをボールをパスしながら走り出しました。
本クラスのテーマに沿って、入念にW-UPドリルを行い(合間に理由も伝えつつ)、その中にファン要素を織り込みながらメニューを進めて行くにつれ、ラガールズたちの緊張も徐々にほぐれていくのがわかります。 我々の十八番でもある『ゲームライクトレーニング』で現状のスキルレベルを確認しつつ、『MTM手法』で即興でドリル作成と実施。
ドリルも出来るだけ『スモールステップ』することでよりゲームに繋がるようにとプランニング。テンポよくレッスンを進めていくうちに、いつの間にか子どもたちは笑顔になり、溌剌と声も出てきました。 レッスンの中でのキーポイントとして、子どもたちから『手を出すこと、声を出すこと』の2点が上がり、初めのあの重苦しい(笑)空気感も嘘のようでした。
『普段のラグビーの練習の時は、コーチにガミガミ言われるだけやけど、今日は楽しかった!』と額に汗して笑顔でコメントする未来のラガールズを前に、今年は一体どんな物語があるのだろうかと楽しみになった、今夜の大阪でした。
《第1回レッスン内容》
【オープニング】
【ウォーミングアップ】
S&C)ジョグ&パス
S&C)バランストレーニング
S&C)ダイナミックストレッチ
S&C)ラダー S&C)アジリティ走→リレー
S&C)1対1反射神経ゲーム
【トレーニング】
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(3分)
Technic )2人パス
Skill)2対1 ミニゲーム
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(4分)
Skill)3対2 ミニゲーム
Skill)4対2 ミニゲーム
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(4分)
休憩(2分)
Game Like)5対5 ゲームトレーニング (5分)
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(5分)
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(5分)
【クールダウン】
S&C)マーカー片付けラン
S&C)ストレッチ
【振り返り】
【クロージング】
【栄養補給】
メインコーチ:南條賢太
アシスタントコーチ:竹田良信
サポートチーム:Anan Camellia & Hanazono Hollyhocks