【2017福岡県福岡市クラス】第9回レッスンリポート(9月4日)

本日のセッションを含め、あと二回となってしまいました。 今日の学生によるアップは前投げありのタッチフットです。もちろんラグビーにはスローフォワードというものがあるので前には投げませんが、前に投げさせることでグラウンド全体を見渡すようになり、視野も広くなり、プレーに柔軟性が生まれることが狙いです。特にフォワードはキックという選択肢がほぼ無いぶん、初めは苦戦しますが、ラスト二回となった今では、全員が開始当初と比べていいプレーがたくさん起こるようになりました。

 

高井コーチによるセッションは主にハンドリングでした。初めは2対1のアタックディフェンスで、パスを受ける初めの選手は、パスをすると決めつけさせずに、必ず前を見てパスをするか、パスダミーで相手を切るかを判断させました。

 

次は4対2を行いました。6人が横一線にセットし、それぞれ番号を与えます。ディフェンス二枚の番号をランダムにコールして、15M先のボールを拾ってアタックとディフェンスを行います。スクラムハーフ(ボールアウトする)のプレーヤーは、先ほどの練習が活きたのか、ただ放るだけではなく、一人目のディフェンスを引きつけたり、前が空いたら持ち出したり、いいプレーをしていました。ただ、相手を引きつけようとするばかりにパスをした時に受け手が詰められることや、インターセプトされることもあったため、指摘すると、すぐ改善されました。また、ライン全体が流れる傾向があったため、一人一人がまず縦に、ディフェンスを切っていくことの指導も行いました。これら二つのメニューにたくさん時間をかけたぶん、良いプレーが増えて行きました。少し地味な練習ではありましたが、生徒たちも非常に集中してプレーしてくれていました。

 

最後はタッチフットです。今回はハンドリングのメニューであったため、選手たちにとってもタッチフットとの強いつながりを感じていて、外へ早く展開されているプレーや、前を見て判断するプレーが多かったように思います。 来週でいよいよラストとなりましたが、最終回は特別なものにはせずに、いつも通り、生徒のためにいい準備を行います。 


【第9回プログラム内容】

1、ウォーミングアップ(ハンドリングゲームなど)

2、ハンドリングトレーニング

3、ハンドリング&判断トレーニング

4、ハンドリングゲーム(タッチ式)

 

メインコーチ:高井明彦

アシスタントコーチ:築城 康拓

サポート:福岡大学ラグビー部

報告:福岡大学大学院・藤山英人