残暑が厳しく蒸し暑い中で夏休み明け最初のレッスン(第4回目)がスタートしました。 久しぶりに会った子供達を見ると、身長が伸びた子や顔つきが逞しくなっている子が増えている事に気づきました。 また、夏の合宿や練習ゲーム等でケガをしている子もいましたが、確実にみんなの成長が伺えた事は指導者にとって大きな喜びです(^_^)
今回もレッスン開始1時間前からグラウンドにマーカーをセッティング。 良い「準備」が良い「レッスン」に繋がります。
本日のレッスンは、最初に人数ゲームや2人組でのリアクションゲームを導入しました。子供たちはレクリェーションゲームが大好きです。モチベーションアップに繋がり楽しんで取り組んでいました。
次に前回までの復習としてL字形式でのボールハンドリングスキルを確認しました。 ボールレシーブのベーシックスキルであるハンズアップの時に多くの子供達がディフェンスに正対して立てていないため流れながらボールをキャッチする傾向が見受けられました。
ディフェンスに正対して立つ事とボールが来る方の外側の足と手を前に出す事を意識させるとノックオンが少なくなりストレートランも飛躍的に向上しました。幼少年期からこの立ち方を習得してくれれば次の成長に繋がると確信しています。
ボールレシーブの時にはハンズアップとアーリーキャッチが出来ていてもパスモーションの時にフォームが崩れてしまう子も少なくありません。ボールを肘よりも大きく下げる(腕が地面に伸びきっている状態)パスモーションはボールの軌道が乱れやすくなってしまいます。ボールを肘より下げないでパスをするようにアドバイスするとボールの軌道・質・コントロールに改善が見られました。 筋力の弱い幼少年期の子供たちにはやや違和感があるかも知れませんがベーシックスキルは早い時期からの取り組みが大切だと感じています。
次はここでの取り組みをセットプレーからのアタックに生かせるようにアタックラインでのオプションにチャレンジしました。 ファーストアタックでは相手のディフェンスを混乱させる必要があります。シンプルにボールを動かしながらアングルチェンジでスペースに走り込みゲインラインの突破を図ることが狙いです。使うオプションはシザースかダミーシザースの二つ。
プレーヤーの役割を理解させてあげると子供たちは楽しみながら上達していきますが、前回からの課題であるコミュニケーションスキルはもう少し時間がかかりそうです。どのような言葉をどのように使うと効果的かをアドバイスして今後の宿題にしました。
次にキックオフのボールレシーブにもチャレンジしました。 ハイボールとローボールにフォーカスしてトレーニングしましたが子供達は器用に対応出来ていました。ハイボールでは出来るだけ早くボールタッチするファーストタッチすること。ハンドコントロールが難しいローボールにはフットトラップしてからボールピックすることが理解出来るとキャッチングのミスが少なくなりました。
前回に続いて、ブレイクダウンを意識した、ボールキャリア―のグラウンドスキルを復習しました。ボールキャリアの持ち込み方や倒れ方がブレイクダウンの成功に大きな影響があることを理解して貰いました。
最後は子供達が楽しみにしている状況判断トライチャレンジゲームです。 ベーシックスキルが全て織り込まれたこのメニューはどのカテゴリーの選手も成長出来るメニューです。 子供達の個性を大切にしながらもベーシックスキルが普遍的に浸透していく事を願っています。
次回も横浜クラスの皆さんに会えることを楽しみにしています!
≪第4回練習内容≫
1、ウォーミングアップ
・人数ゲーム(複数のグループを素早く作る)
・リアクションゲーム(1対1で反応の速さ)
2、ハンドリングスキル
・L字パス(4人)⇒DFなし
・ 〃 ⇒DF1人 3アタッキングスキル
・シザースプレー
・シザースダミープレー
4、キックオフキャッチ
・ハイボールキャッチ(ファーストタッチ)
・ローボールコントロール(トラッピング)
5、グラウンドスキル(コンタクトなし)&サポートプレー
・ボディースクエア
・ツイストダウン
・ボディーコントロール(シックスロール)
・ロングリリース
・ボールセキュリティー
6、状況判断トライチャレンジゲーム(50m×60m)
・6年生=8対8
・中学生=8対8
メインコーチ 青木雅仁
アシスタントコーチ 竹田正明