【2017埼玉県熊谷市クラス】 第8回レッスンリポート(9月21日)

本日のフォーカスするテーマは「ディフェンス・スキル」です。ディフェンスってどんなイメージか?と聞いたら多くの選手がタックルと答えてくれました。もちろん正解ですがそれだけではなく、エリア取りやスペースを奪う働きかけや考えもディフェンスのひとつとして意識を持って欲しいと説明。今日は特に相手への「圧力(プレッシャー)」を強くイメージしてもらいながら選手達にはトレーニングする事をお願いしました。

 

先ずはコーディネーションウォーミングアップで楽しくスタート、ボールを二人組みで持ち身体で挟んで走ったり、ドリブルなどの要素を取り入れながら、身体の使い方や相手とのコミニュケーションで力を合わせる感覚を磨いてもらいました。 【動画参照:コーディネーションウォーミングアップ】

次にハンドリングとディフェンスの攻防です、四箇所のマーカーにて3人がパス回しするなかで、中央のDF1人がパスカットを狙いに行きます。AT側は基本動作の「ハンズアップ コミニュケーション すばやい動き」を意識し、DF側は「プレッシャー 予測 粘り」を意識して30秒間DFし続けます。パス回しがすばやくなるとDFは大変ですが、脚を動かし続けて粘り強くDFしてくれる選手が何人もいて、楽しくも苦しい感じがとても良かったです。 【動画参照:DFプレッシャー】 

続いてもハンドリングとディフェンスの攻防二つ目です、AT側5人に対しDF側は1人です、テーマは「ノーインサイドブレイク(自分の内側を抜かれない)」という原則を決めて理解してもらう為のドリルを実施。AT側はハンズアップやストレートラン を意識してもらい、DF側がかぶればパスダミーなどで突破をこころみてもらいました。所属チームでのDFルールがあると思いますが、今回は「ノーインサイドブレイクの原則」を徹底してもらいました。 【動画参照:ノーインサイドブレイク】 

更に発展した、ディフェンスコミニュケーションのドリルを実施、先ずは「①ノミネート」自分のマークを指差し確認し、相手のジャージやスパイクの色を声に出して、自分が誰をマークしているのかを回りに伝えます。「②ファストアップ」相手のスペースを奪いに行くための準備として前傾姿勢をしっかりつくって、アップコールで前に出て相手にプレッシャーをかける。「③チェンジ or プッシュ」などでシザースプレーなどへの対応をたくさん繰り返しました。アップコールがだせない、スピードが上がらない、プレッシャーが弱い チェンジコールがだせない と言う部分がまだまだ大きく改善できる内容となりました。 【動画参照:DFコミニュケーション】

次は「キックチェイス」のDFドリルをおこないました。先ずはオフサイドとオンサイドの位置を説明し、オンサイドのプレーヤーがキッカーを越える際にオフサイドのプレーヤーもプレーに参加できる事を説明しルール理解の再確認をしました。チェイスの時は均等な幅で1ラインとなり相手にプレッシャーを与えますが、ボールコール(ボールを持ってるプレーヤーを見てる)を出して周りとのコミニュケーションをとってもらいました。 【動画参照:キックチェイス】

タッチフットでは、本日の「テーマ:ディフェンス」を意識してもらいながら、相手に「プレッシャー」を掛けるよう説明し、トライ後はキックスタートにすることで、ドリルで練習したチェイスをたくさん実戦しました。 【動画参照:タッチフット】

最後に恒例の「ストロングボディーポジション(スクラム姿勢)」「1,2,3“ファミリー”」の掛け声で解散となり、第8回のクラスを終了しました。

【第8回練習内容】

メインコーチ 太田正則

サポートコーチ 祝田康彦

協力 立正大学ラグビー部選手(12名)