ラグビーのまち東大阪市において、今年度第3回目の放課後ラグビープログラムが開催されました。
さて、今回で3回目のレッスン。初回のあの緊張を絵に描いたようなレッスンがまるで遠い昔の事のように、すでにここに集まることが生徒たちにとって全く自然な事になっているような、すっかりリラックスした雰囲気。連休が明けて台風も過ぎ去り秋の気配もする心地良い空気の中、いざ!レッスンがスタート!
これまでのプログラムではゲーム要素を多分に含むトレーニングの中に、『運動量』を実態に合わせて適度に盛り込んできましたが、今回からは実践的な『運動場面』、すなわち『考えてプレイする』ことがさらに多くなるようプログラムを作成しました。そこで、ラグビーのまち東大阪を初めて女子ラグビーの全国区に押し上げてくれた現役『JK』ラガールズであるアナン学園女子ラグビー部(Anan Camellia)の小鍛冶選手・黒田選手の導きのもと(両者にとってはリラーンで復習)、ドリル的なメニューを入れてレッスンを進めて行きます。
『考えてプレイする』というこの言葉、一見耳障りが良く簡単なことのように聞こえますが、考える=判断する、である限り、そこに選択肢がなければ判断力を磨くことも出来ません。まずは、この判断スキルをドリルトレーニングで確認し、ミニゲームの中でトライ&エラーで習得します。そしてその後のゲームトレーニングでは一気にボルテージが上がって行きました。 これにより、生徒たちは自分がボールを持って走る守備陣における「スペース」が何処にあるのかを自ら探し出し、そこで味方からボールを受け取ろうと自然と声を掛け始めました。これは非常に大きな進歩です。声掛け=コミュニケーション。この「繋がる、繋げる」が具体的になればなるほど、プレイの躍動感がどんどん増して行きます。
練習後のお約束、『振り返り』の時間では、『次のレッスンでは、ボールを持って走る人にサポートを付けていけばもっと良くなる』とのコメントも出て、既に次回を見据えている子どもたちに、私自身も大いに学ばせていただきました。楕円球が今日も子どもたちを育ててくれました。 次はどんな学びがあるのだろうかと来週が待ち遠惜しい、今夜の大阪でした。
《第3回レッスン内容》
【オープニング】
【ウォーミングアップ】
S&C)ジョグ&パス
S&C)ダイナミックストレッチ
S&C)列車抜きアジリティ
S&C)反射神経ゲーム
【トレーニング】
Skill)3対2+1 drill
Skill)5対3 ミニゲーム
Game Like)5対5 ゲームトレーニング(5分)
Team talk Game Like)5対5 ゲームトレーニング (5分)
Team talk Game Like)5対5 ゲームトレーニング(5分)
Team talk Game Like)5対5 ゲームトレーニング(5分)
Team talk Game Like)5対5 ワイドスペースでゲームトレーニング(7分)
Team talk Game Like)5対5 ワイドスペースでゲームトレーニング (7分)
Team talk
【クールダウン】
S&C)ウォークスルー
S&C)ストレッチ
【振り返り】
【クロージング】
【栄養補給】
メインコーチ:南條賢太
アシストコーチ:竹田良信
サポートチーム:Anan Camellia(小鍛冶選手・黒田選手)& HanazonoHollyhocks