練習前の様子をうかがっていると子ども同志で言葉を交わす場面が多くなり、ますます互いに打ち解けてきたように見受けられる。
ウォーミングアップを兼ねて、プレースキックやドロップキックの指導から入る。
続いて行ったのはダッシュ&キャッチ。「右!」「左!」、「今!」、「放れ!」、「ショート」、「フラット」、「ワイド」等、指示の声を出しながらボールをもらい、ボール保持者はその声を頼りにパスを出す。この練習のポイントは「声のかけ方」。欲しいタイミングで、いいパスをもらうための声かけの工夫について指導する。コツは「早めに」声をかけること。欲しいタイミングよりも「早めに」、右か左の指示も「早めに」行えば、パスが通りやすくなることを実感してもらう。
後半はゲーム形式の練習で、スペースボール、キックゲーム。 前者はスペース感覚を養うために前方へのパスをOKにして、できるだけパスの数を多くしながらトライを目指すという内容で、声のかけ方を意識させながら行う。後者はキックの練習を、チームごとに楽しみながら行った。年長者が年下に配慮する様が随所にみられた。
ここまで指導してきて印象的なのは、練習に楽しさを感じているときの表情。とくにゲーム形式の練習では笑顔を浮かべながら、ときに笑い声が響くほどリラックスして行っている。いつも厳しい環境で行っていることの裏返しかもしれないが、やはりスポーツの本質は「楽しむこと」にあると思う。
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《 第7回練習メニュー》
1、 プレースキック&ドロップキック
2、 ダッシュ&キャッチ
3、 スペースボール
4、 キックゲーム
メインコーチ:平尾 剛
総括:伹尾 哲哉