【2017埼玉県狭山市クラス】第2回レッスンリポート(12月12日)

第2回となる狭山クラスは元気に全員参加となりました。はじめに前回の振り返りをして、生徒からは前回のテーマである「コミュニケーション」という回答がすぐに返ってきたので嬉しかったです。

 

また、本日よりSECOM RUGGUTsの現役選手3名(藤田、山下、フィリモニ)がアシスタントできてくれました。現役選手を間近で見る生徒達の目は輝いていて、興奮を抑えきれない状態となっておりました。

 

さて、本日のテーマは「前進」です。ここでまた生徒達にアタックの目的について聞いてみました。「得点すること!」と、即答です。では得点するためにはどの方向に進まなければいけないのか。「前に進む」と、声をそろえて答えてくれました。つまり、本日はどのような方法、技を使って様々なドリルの中でみんなが前進できるのかをチャレンジしてもらいました。

 

練習の前半は筋温をしっかり温めるウォーミングアップドリルを西村コーチ主導のもとに行い、少し雰囲気を明るくするための的当てゲームも前回とは少し趣向を変えて行いました。そしてテーマである「前進」を学ぶためのドリルへと移行していきます。

 

まずは前回も行いましたがディフェンスに見立てた3つの三角コーンを引きつけて4人目までボールを繋ぐドローパスです。最初にパスを選択するのではなく、ボールキャリアは前を見てディフェンスに接近してパスをするイメージを持ってもらいました。ここで大切なのはボールをもらう選手です。ボールを持っている選手がなるべく前を見てパスができるように、ボールをもらう選手はどういうボールが欲しいのかをボールキャリアに注文しなければいけません。注文が具体的であればあるほどボールキャリアはパスを成功させやすくなります。ボールキャリアにはできるだけ前進しながらパスを成功させて欲しいので、サポートプレーヤーはできる限り具体的な注文を心がけましょう。

 

次に1 v 1を行いました。いたってシンプルなドリルで、アタックはパスを受けてから目の前にいるディフェンスをかわしてトライを狙います。ディフェンスも前に出てプレッシャーをかけることで、互いに質の高い勝負ができるようになりました。続いて2 v 1です。アタック側2名は向き合って細かいパスを続けます。コーチの笛の合図でトライラインに体の向きを変えて、ボールを持っている選手とサポートプレーヤーの選手2名でトライライン上にいるディフェンスに阻まれないようトライを狙います。これもシンプルですが、笛が鳴った後の反応の速さが大切であることに気づくことができましたね。

 

そして全てのドリルを踏まえてボールゲームを行いました。前進してもらう勢いを狙いにしていたので、ボールキャリアはタッチされてもラックを作らずタグラグビーのように止まって味方へパスをし、決められたタッチの回数の中で前進と継続を繰り返してもらいました。できるだけ多くの生徒がボールに触れたりディフェンスに参加できるよう1チーム5人で行いました。これによって運動量の確保もできたのではないかと思います。細かいミスはあったものの、狙いとしていた前進はゲームの中でも多く見られて、プレー中も仲間同士声を掛け合うなど楽しみながらゲームの質も上がりました。

 

そして最後は恒例にする予定の体幹トレーニングです。みんな悲鳴をあげていましたが、どこか嬉しそうでしたね。キツイことをみんな一緒に行うのもチームスポーツならではなのです。今後も引き続きキツイことを楽しみましょう!


 【第2回練習メニュー】

 1.ウォーミングアップ&SAQドリル  

→ダイナミックストレッチ  

→ラダー

2.的当てゲーム

3.キックキャッチ(ハンズキャッチ)

4.ドローパス

5.1 v 1 7.2 v 1

6.ボールゲーム

7.ストロングボディーポジション(体幹トレーニング)

8.振り返りの時間

 

メインコーチ 三宅

サポートコーチ 西村

アシスタント 藤田、山下、フィリモニ(選手)