第3回目を迎えました放課後ラグビープログラム狭山クラスでは、数名の生徒が残念ながら体調不慮で欠席となりました。体調管理に気を配っていても体調を崩す時はありますので、その時は無理をせずとにかく早く治すことだけを考えて、次回また元気な姿で会えることを楽しみにしております。
さて、今回は前回のテーマであった「前進」にさらなる勢いをつけること、そしてプレーが切れるまで続けることを狙いとした「加速と継続」というテーマで行いました。
西村コーチのウォーミングアップでは、いかに早く走るかを考えて腕の振りやゴールライン手前で減速するのではなく走り切ることをイメージしました。その後のラグビースキルでは、まず1 v 1で互いに立ち止まって向かい合い、合図があるまでパスを繰り返します。コーチの合図でボールを持っている方が体の向きをゴールラインに変えて走り出し、ボールを持っていない方がディフェンス役として追っかけるドリルを行いました。反応の早さ、そしてターゲットに対して加速するイメージですね。
続いては3人組、4人組でパスを継続させるドリルやレースを行いました。パスをすると起こるのはキャッチミスやパスミスです。ミスそのものを評価するのではなく、ミスをする前にどんな準備ができていたのかを考えてもらうことで生徒達はパスがつながるよう努力をしてくれました。それでもミスは起こるのですが、その場合はすぐに拾って最後まで継続することを意識しました。
そして今回は「トライラック」というボールキャリアのスキルを行いました。タックルに入られた際の倒れ方です。ボールキャリアが倒れて一番避けたいのは相手にジャッカル(ボールを奪われる)されることですね。ジャッカルされないために、横向きになって相手にボールを見せて倒れるのではなく、倒れる際に胸と地面でボールを挟んで縦に倒れることで、相手にボールの位置を隠すことができます。また、ボールの間に隙間がなくなるので絡まれにくくなります。さらに捕まる瞬間に目の前がトライラインだと思って加速しながら倒れれば相手を下げてボールを継続しやすくなります。
最後にこのトライラックというスキルを身につけてボールゲームを行いました。 実践では不慣れなところが最初ありましたが、トライラックをしっかりできれば攻撃は何回でも繰り返されるルールにしましたので、チームトークも挟みながら短い時間で習得して成長していく姿が見えました。生徒達には成長している自分を実感してもらえるようなアプローチを心がけております。それなので自分の成長を素直に受け入れて、どんどん前向きにプレーをしてもらえるよう、我々の指導も継続していければと思います。
【第3回練習メニュー】
1.ウォーミングアップ&SAQドリル
→ダイナミックストレッチ
→スピード
2.1 v 1&2 v 1
3.ショートパス&ロングパス
4.パスレース(4人組)
5.トライラックドリル
6.ボールゲーム
7.ストロングボディーポジション(体幹トレーニング)
8.振り返りの時間
メインコーチ 三宅
サポートコーチ 西村
アシスタント 藤田、山下、フィリモニ(選手)