明けましておめでとうございます。無事に新年を迎えることができました狭山クラスは、今回で折り返しの5回目となりました。新しい仲間も参加してくれまして、一層みんなの雰囲気も上がってきたように思います。
さて、今回のテーマですが「ディシジョン(判断)」ということで行いました。練習ではいろんな状況に応じた練習を行いますが、試合では最終的に最適な判断をするのは選手の役目です。コーチはそんな選手が試合で最適な判断ができるように準備をすることが役目で、練習では用意したドリルの中でも意図や狙いを伝えるも、選手の判断を尊重したコーチングが必要とされます。また、選手が思い切ったチャレンジをしてもらうようなマインドを持ってもらうのも大切ですね。その判断が正しかったのかどうかはフィードバックしながら次、同じシチュエーションが訪れた時に最適な判断ができるように選手には促して行きたいものです。
いつものようにウォーミングアップでは体を温めるのと、テンションをあげて楽しい雰囲気の中で練習が取り組めるアップを行いました。そしてキックキャッチからの2 v 1では、不規則なキックでのボールをしっかりキャッチして2 v 1を行いました。ボールキャリアはキャッチすることと相手の動きを見てパスをするかしないかの判断が必要とされますので、サポートプレーヤーはボールキャリアに対してできる限りの情報を与えて判断がしやすいコミュニケーションを意識してもらいました。
次に行ったドローパス&クロスでは、今までやっていた相手を引きつけてパスから最後はクロスプレーを取り入れて行いました。アングルチェンジとも言いますが、タッチライン際などでボールを運ぶ角度を変えることで相手に対して意表のついたプレーや、ボールを生かすプレーなど有効なオプションです。その後に2 v 2を行いました。人数が同じの場合、アタックとディフェンスではどちらが有利でしょうか?スペースにもよりますが、そんな質問を投げて2 v 2にチャレンジしてもらいました。アタックではなんとかトライを取ろうと生徒達は考えて、早速クロスプレーを用いてチャレンジングなアタックをたくさん見せてくれました。
ボールゲームに入る前に、ボールキャリアスキルとしてトライラックを行い、ここでは目の前に敵がいなかったり、タックラーのバインドが外れてしまった場合に倒れてからもう一度起き上がってボールを拾い上げて前進を行うようチャレンジしてもらいました。
その後のボールゲームでは、タッチされたボールキャリアは一度トライラックして、目の前にディフェンスがいなければ再度起き上がって前に出る判断がたくさんありました。するとディフェンスはラックの前に立って前進させないようにスペースを埋めます。さらにアタックはラック際にディフェンスが寄って来るので、次にスペースが空くのはどこかと考えると外にあると判断してボールを大きく動かすなど、時間が経つにつれて見応えある攻防が見られました。生徒達が思い切って判断したことでいろんなプレーが見られたのは嬉しかったです。なかなか練習の中で試合で想定される正解を固めることは難しいですが、練習ではとにかくたくさん判断ができる状況を作って失敗を恐れず判断ができるコーチングを今後も心がけて行きたいと思います。
【第5回練習メニュー】
1.ウォーミングアップ&SAQドリル
→じゃんけんすごろく
→ダイナミックストレッチ
→アジリティー
2.キックキャッチ&2 v 1
3.ドローパス&クロス
4.2 v 2
5.トライラック(ピック&ゴー)
6.ボールゲーム
7.ストロングボディーポジション(体幹トレーニング)
8.振り返りの時間
メインコーチ 三宅
サポートコーチ 西村
アシスタント 藤田、山下、フィリモニ(選手)