【2018北海道札幌市クラス】第6回レッスンリポート(2018年7月18日) 

天気 晴れ 気温22度

 

今日の札幌は、非常に過ごしやすい(ラグビーしやすい)天気でした。先週末に菅平で行われた小学生高学年の交流大会に、放課後メンバーからも11名が参加されたようです。参加した選手は、一皮むけて成長してきたように見えました。全国の同じ世代の選手達のプレーをみたり、交流をしてきたことで良い刺激になったのでしょう。今日の練習ではいつもよりも動きも機敏で、積極的になったと思います。

 

今回から後半戦です。前半5回の振り返りから始めましたが、小学生メンバーは積極的に発表してくれました。先週のポイントもしっかりおさえていてくれました。今週のテーマは、~プレーを継続するために~「ブレイクダウンの正しい姿勢を身につける」です。キーファクターとして「前を見る」「自立する」を復唱してもらいながら説明しました。

 

選手たちは「前を見る」ことで判断する機会を得られ、更に頭が下がらず安全な姿勢をとることができ、反則も取られない。ということを理解してもらお

うと思いましたが、ちゃんと自分達から「何故か」ということの答えをだしてくれました。「自立する」強い姿勢をとるためにに体幹トレーニングが必要なのだということも、理解してくれていました。あとは実践あるのみ!

 

ウォーミングアップでは、今日のキーファクターに繋がる動きを中心に行っています。ニータッチゲーム、股くぐりでは頭を下げずに膝を曲げて低い姿勢をとることを意識づけし、リアクションゲームではコーチの 「腹」「背」「足」の組み合わせコールでうつ伏せや仰向けからの素早い立ちあがりを意識付けしました。仰向けの選手が起き上がるのを邪魔するパンケーキや基本姿勢を押されてもポジションを変えずに堪えるストロングポジションやボールの奪い合いなどペアで対戦しながら強い姿勢をとる動きなど楽しみながらもしっかりと実践してくれました。

 

継続メニューとなったパス練習では少しずつではありますがコントロールも向上してきた様に思います。パス&フォローもミスが減ってきました。4点パスカウントでは、挑戦できる時間を4分間に限定したところ、中学生は172回、小学生も67回と時間内に目標をそれぞれ上回る結果でコーチ達を驚かせてくれました。

 

先週実施したボールプレゼンテーションもスティックラックからのロングリリースやジャックナイフも精度が高まってきました。プレーを継続するための重要なボディーコントロールであることも理解してくれています。

 

今週のテーマであるブレイクダウンではヒットシールドを活用しています。まずは相手と接触する基礎動作として、ショートステップ、ボールの持ち方、身体の向き、などを説明。頭が下がらないよう指導しながら、バックを持つコーチに連続して接触する練習を行いました。ペースがあがるとともに選手のテンションもあがり同時に後ろの選手からの声かけもとてもよくなりました。中学生はさらにコーチのDFにも強弱と遅早をつけて、判断の要素も加えましたが前を見てプレーすることでオーバーに入るのか、自分で拾って前にでるのかちゃんと判断しようとしてくれるようになりました。「判断の材料は何か?」という問いにも結局「コミニケーション」が必要なのだということも伝わったと思います。

 

練習の成果を活かすタッチフットは「ラックタッチ」を実施しました。DF側の2人目の選手がボールにタッチできたらターンオーバーのルールです。過去5回の練習したことも活かそうということでスペースへのボール運びも意識してくれました。チームトークから孤立した時(サポートがいない時)にターンオーバーされていることに気づいてくれたようです。

 

締めは中学生は体幹トレーニングを、小学生はおんぶや抱っこをいれたシャトルランで元気に走って終了。クロージングでは、熊谷リーダーから今日の振り返りとスリーチアーズで締めてくれました。

 


≪第6回練習内容≫

1.ファンクショナルトレーニング

  ニータッチ、股くぐり、リアクション、パンケーキ、ストロングポジション、ボールの取り合い

2.ハンドリング 

  ラテラルパスドリル

  パス&フォロー

  4点パスカウント

3.ボールプレゼンテーション

4.バックワーク ブレイクダウンの基礎動作

5.ゲーム ラックタッチ

6.体幹トレーニング&ランニング

 

メインコーチ 長谷川竜介

アシスタントコーチ 笠井建志、菊池直哉、馬渕勝、立野弘高、吉田甲大、ケンドブソン