【2018埼玉県熊谷市クラス】第8回レッスンリポート(2018年8月2日)

本日のテーマは「ディフェンス・スキル」です。「プレッシャー」を強くイメージしてもらいながら、相手に脅威与えることに取り組んで貰うようお願いしつつスタートしました。

 

練習の終盤にキックからのディフェンスを多くおこなうので、準備運動を兼ねて先ずはしっかり蹴る動作の確認から入りました。グラバーキックでしっかりボールをとらえながら、徐々に距離を伸ばしていきましたが、キックに自信の無い選手が多いようなので、練習前後にしっかり自主練習が必要と感じました。

 

 

 

次に「コーディネーションドリル」ですが、サイドステップしながらボールをパスするのですが、パスのタイミングと高さ、サイドステップの素早さが重要です。ラックDFの時に相手に対し正対を保ちノミネートするには、サイドステップが大切な要素でもあると説明し「サイドステップ」「前を見る」「ハンドリング」「楽しい」の要素を融合してあります。

 


「SAQドリル」では、スピードを意識したドリルです、加速するのに重要な「かまえる姿勢(前傾、重心位置、スネの角度)」に意識を集中して貰い、加速と方向返還のドリルを2種類やりました。


次に「DF:ファストアップドリル」ですが、先ほどのSAQドリルの意識で前に出るAT4vsDF4の攻防です、ATはスタンディングでパスのみ端まで回せるか?DFは回させないように素早く前に出て、スペースを奪いプレッシャーをかけます。前に出るスピードを体感することで、どうすればDF側に優位性が生まれるか?選手たちは感じ取れたと思います。

「DF:プッシュドリル」先ほどのファストアップドリルを4vs4から、4vs3に変える事で、AT側が有利な状況ですが、内側の選手が対面選手へ「①プレッシャーをかけ」「②相手がパスしたら」「③プッシュコール」で、3vs3の状況にすることで、相手との人数合わせをおこないます。横の人とコミュニケーションを取ることが大切ですが、なかなか難しいようでした、大きな声を自信持ってだしましょう!


「ディフェンスコミニュケーションドリル」では、タックルがおきてラックが形成されたと仮定し、次フェイズに備えて立つ順番を決めて即座にDFできるか?を確認するドリルをおこないました。立ち位置や順番は各チームによって異なると思いますが、即座にできるよう先ずはドリルの説明をしっかり聞く事が大切です。わからない場合はすぐに聞く事も大切です。【動画参照:DFコミュニケーション】


「キックチェイスドリル」としてDFドリルとして、先ずはオフサイドとオンサイドの位置を説明し、チェイスの時は均等な幅で1ラインとなり相手にプレッシャーを与えることをお願いしました。これも横の人とのコミュニケーションがとても大切です。

 


タッチフットでは「キックスタート」、5回のATチャンスのなかで4回目と5回目にはキックの選択を可能としました。ラックの周辺DFに関しては、素早い出足のプレッシャーが幾度もみられ、今日の練習成果が随所に表れておりました。キックチェイスに関してはまだまだ修正が必要だと感じましたので、次回以降もドリルに組み込んでいきたいと考えております。DFで相手に脅威を与える「プレッシャー」に関しては理解が深まったようです!

 

最後は熊谷クラス恒例のストロング・ボディーポジションをおこない8回目のクラスを終了しました。第8回目熊谷クラスは、熊谷市長井小学校5年生柿沼明耶くん の“1、2、3” “ファミリー” と言うコールで締めくくりました。


【第8回練習内容】 

メインコーチ 太田正則 /サポートコーチ 祝田康彦

 協力 立正大学ラグビー部選手(9名)