◆所感【馬場】
3回目連続し「前進」をテーマとしたトレーニングを実施。ランを中心としたテクニックを紹介し、より「前進」を意識したカリキュラムを組んだ。2回のタッチフットで、テーマである「前進」をしっかり意識させ、個々が動けるようルールも複雑化させた。回数を重ねるごとに、成長の兆しが見らせるものの、次回からのテーマに繋がる課題を、参加者たちも感じていた。子どもたちの輝く目と一所懸命さが、コーチングしている側もつい時間を忘れてしまう楽しさを感じている。"
◆カリキュラム1 スピードトレーニング
・うつ伏せ・仰向け状態から素早く立ち上がる、動作の習得
①立ち上がりまでの無駄のない動作から、身構えるポーズまで
②素早く立ち上がってから、ランまでの一連動作
※無駄のない動作を覚えることで、連続したプレーへの対応スピードを上げられる
◆カリキュラム2 ラグビースキル(基本スキル)
◇ハンドオフ
・2人/組
Step1:DFの位置により素早くボールを持ち変えるStep2:パートナーに後ろからボールをはたいてもらう
Step3:対面しパスを受けハンドオフし走り抜ける
※前回のアングルチェンジのステップ(足の付き方&体重移動)+突き放した勢いでスピードアップできる位置を体得
◇オフロードパス
・AT2人/DF2人(縦並び・ハンドダミー保持)
DFは後尾向きから、コーチの合図とともに振り返る/ATはアングルチェンジしハンドオフしDFをかわし左右どちらかにオフロードパスでつなぐ(継続した前進プレー)
◆カリキュラ3 タッチフットNo1(本日のカリキュラムに合わせたルール)
・ハンドオフやオフロードを使って「前進」を意図した動きでないと、ターンオーバーなど
ルール化し、テーマの意識付けを図る
◆カリキュラム4 タッチフットNo2(さらに複雑化したルールを課す)
・ビブスの色でミスマッチを意図的に作ったり、タッチ位置を指定したりと、複雑にする事で上手くいかない場面を創出する
※特に、ハンドオフからのオフロードパスといった連続性の前進スキルにおいて、サポート位置など改善点を見つけ出し、次回以後につながるゲームとなった
≪第3回練習内容≫
1、ウォームアップ(スピードトレーニング)
2、ラグビースキル(基本スキル)
3、タッチフットNo1
4、タッチフットNo2
メインコーチ 馬場 美喜男 (JRFUトップコーチ)
サポートコーチ 渡辺 哲也(ヴェルブリッツOB)
サポートチーム:トヨタ自動車ヴェルブリッツ