◆所感【馬場】
あいにくの雨でグラウンドが使用できませんでした。ラグビーで最も多い、肩・膝の怪我予防には必須な、インナーマッスルトレーニングを実施しました。これに加え、テニスボールを使ったケアも併せて実施。まだまだ発達途中の子供たちにとって、自重のみで鍛えられるフィットネスを紹介。怪我により、選手生命を絶たれる事の無いよう、このような地道なトレーニングの重要性を伝える、いい機会となった。
※天候とグラウンド状況により、室内でのトレーニングを実施
◆カリキュラム1
ウォームアップ(ストレッチ)
◆カリキュラム2 各パーツ毎のフィットネス
・肩甲骨回り(20min)
①脇腹に肘を密着させ、手のひらを上に前から90度横へ開く
②上記動作に2人/組で負荷を与える。(左右各10回/セットX3セット)
③両膝を床につけ、両手を前に滑らし、肩回りを伸ばす(顔が床に付くまで手を伸ばす)
※パススキル・タックルコンテストなどの怪我防止には、肩甲骨回りの柔軟性と強度が重要
・臀部(20min)
①横向きに寝て、片膝を90度程度曲げ、床/上の繰り返し動かす(パートナーが膝に手を当て負荷をかける)
②仰向けに寝て、足裏は肩幅程度に開き、膝を90度曲げ閉じてセット。両膝をパートナーが抑え負荷をかける。
※お尻を上げながら膝を開く(お尻位置は、自分の上がる限界位置まで)
※タックルを受けた時の防御等、けが防止にお尻周りの強化は必須
※フィットネス後、疲労を感じる筋肉にテニスボールを当て、自重にてそれを転がす。(トレーニング&ケアはセット)
◆カリキュラム3 体感トレーニング(各30sX3セット 30sインターバル)
①プローン(両肘を床に付け手の平を前へ出し90度曲げ、頭からつま先まで一直線になるよう腰を上げる)
②足上げ(仰向けに寝て、つま先10cm上げる)
③サイド(横向きで肩肘を床に付け、頭からつま先まで一直線になるよう腰を上げるX左右1セット)
④膝タッチ(仰向けに寝て、膝を90度曲げる。手を頭の後ろに組み、上体を起こしながら肘を反対側の膝にタッチ)
◆カリキュラム4 サーキットトレーニング(各20sX3セット 30sインターバル)
①腕立て伏せ(両手を閉じる)
②シンプルスクワット
③リフト(タックル姿勢からパートナー持ち上げ)
④長座腕振り(長座姿勢で、腰が浮くぐらいに両腕を前後に振る)
≪第7回練習内容≫
1,ウォームアップ(ストレッチ)
2,各パーツ毎のフィットネス
3,体幹トレーニング
4,サーキットトレーニング
メインコーチ 馬場 美喜男(JRFUトップコーチ)
サポートコーチ 渡辺 哲也(ヴェルブリッツOB)
サポートチーム:トヨタ自動車ヴェルブリッツ