1人欠席で参加者は7人。ラグビー部を合わせた総勢22人で練習を行った。
ウォーミングアップを兼ねたパスドリルでは、手元のボールを真上に投げ、それが落下するまでのあいだにもう一方のボールでパスをつなぐという内容。目標を10回に設定したが、小学生にはやや難しかったようで、かろうじて1回できるかどうかだった。
この日のテーマは、「上体をひねってのパス」。走りながら後方にいる味方選手にパスをつなぐためには、上体をひねる必要がある。それにターゲットを絞って練習を組み立てた。
まずは止まった状態で斜めにラインを作っての「手渡しパス」。具体的にどれだけひねればよいのか、それを意識づけた。そこから発展させたのが「中抜きパス」。向かい合って立つ2人のあいだを走りながらパスをする。これを3回連続で行う。パスに集中するために、走るスピードはジョギングに設定。うまくできるようになった人は徐々に速度を上げるよう指示を出した。
締めくくりはディフェンスをつけての「2 on 1」。実際に向上させる技術を具体的に示し、難易度を段階的に上げたためか、回数および練習メニューを経るごとにパスがうまくなったように見受けられた。
そして最後はいつものようにタッチフットボール。小学生がトライする場面が、先週よりもさらに増えて盛り上がった。練習終了後に、ある小学生から「また来週もタッチフットしますよね?」と声をかけられ、楽しんで取り組んでいることが見て取れた。付き添いの保護者からも子供たちが毎週楽しみにしていると聞き、すでに雰囲気に馴染めたようで胸をなで下ろしている。
練習中の明るい雰囲気は、ラグビー部の学生が積極的に声をかけてくれるからで、そうした学生たちの振る舞いにはあらためて頭が下がる思いである。


【第4回練習内容】
1、パスドリル(3人でボール2つ)
2、手渡しパス
3、 中抜きパス
4、2 on 1
5、タッチフットボール
(コンタクトスキル)
メインコーチ:平尾
サポートチーム:神戸親和女子大学ラグビー部
総括:伹尾