全員出席。ラグビー部員と合わせて25名で行う。
ウォーミングアップを兼ねての対面パスのあと、ループプレーのドリルを行う。ボールキャリアは「流れながらではなくパスをしたあとに加速すること」、パスしたあとは「弧を描くように回り込まず相手の背中に向けて直線的に走ること」。ボールの受け手は、「走りこみながら止まらずにパスを浮かすこと」「人ではなく空間にパスを浮かすこと」をそれぞれ意識するように指導する。
最終回ということもあって、タッチフットボールの時間を長めにとる。やはり試合形式の練習は楽しいようで、ゲームが始まればみんなが集中力を発揮していた。ルールに慣れたこともあって見違えるようなパスのつながりが見られた。
小・中学生は、最初の頃に比べると物怖じせず、積極的にボールに絡むようになった。大学生相手にも声をかけられるようになったし、何よりトライをする場面が増えた。またラグビー部員である大学生は、周囲への視野が広がったように見受けられる。自分の隣にいる味方選手が誰なのか、それを気にしながらプレーできるようになったことが大きな収穫である。
今年も大きな怪我なく終えられたこと、また練習後に保護者から、子供たちが一様に楽しんでいたことを伝えられて、胸を撫で下している。ラグビーの楽しさが味わえたのなら指導者として無上のよろこびである。
【第10回練習内容】
1、対面パス
2、ループプレーのドリル
3、タッチフットボール
メインコーチ:平尾
サポートチーム:神戸親和女子大学ラグビー部
総括:伹尾