第4回のテーマは「ロングパス」です。前々回に行った「ショートパス」に続いてパスシリーズの「ロングパス」となります。名前の通り、長いパスを投げるスキルを今回みんなには学んでもらいたくてテーマにしました。ロングパスを投げれるとどんないいことがあるのでしょうか??外にスペースがあるときに一気にボールを運べることや、サインプレーの幅が広がったりとアタックにオプションを持たせることができますね。一方で、長いパスを投げるわけですからそれなりのパワーやコントロールも必要になってきます。ただ力任せに投げればいいわけでもないですし、プレッシャーのある中でパスを成功させられる正確性も求められますね。
ということで、ロングパスを学ぶにあたってパンチパスという練習を行いました。聞いたことある人もいると思ったのですが、狭山クラスはほぼ全員初めて耳にした言葉だったの新鮮でしたね。
パンチといってもいくつか種類があるのですが、ここでいうパンチパスはストレートパンチのイメージです。また、パンチというぐらいなので手をグーにする人も中に入るかもしれませんが、ボールを持って投げる動作の時に肩から肘、手首、指先まで一直線に仲間がハンズアップしているところに向けて伸ばします。するとまっすぐ最短で鋭いパスが仲間の元に届けられます。
口にするのは簡単なのですが、実際やってみると手が交差したりアッパーやフックなど変化のあるパンチになっている人もしばしばいました。どうしてもパスの軌道が気になるようなので、そこは気にせずストレートパンチができているかどうかにフォーカスを当てて行いました。みんながよく知っているダン・カーター選手は、オールブラックス時代からパンチパスをしているシーンを何度も見ました。
そしてパンチパスをどれだけ使いこなして意識してできるのかと言うことで、的当てゲームを行いました。ゲームとなると勝つことに意識が持って行かれてしまい、パスが闇雲になる生徒も何人かいましたが、多くの人は投げた後のフォロースルーがしっかりとストレートパンチになっていましたので、ダン・カーター選手のようでしたよ!
その後のボールゲームでも、ショートパスとロングパスを織り交ぜたアタックを要所で見ることができて、ゲームの質を生徒のみんなで高めてくれました。捕まったらトライラック、チャンスがあれば長短のパスを使い分けるなどさらに状況判断を高めていけることを期待しております。
《第4回レッスンメニュー》
1、ウォーミングアップ
→ムカデタッチ
→ダイナミックストレッチ
2、SAQドリル
3、トライラック
4、パンチパス
5、サンドイッチパス
6、的当てゲーム
7、4列パス(ロング)
8、ボールゲーム
9、体幹トレーニング
メインコーチ:三宅 敬
アシスタントコーチ:西村 築
サポートコーチ:白井 航太郎