【2018埼玉県狭山市クラス】第10回レッスンリポート(2019年2月12日)

 

 さて、いよいよ本日が放課後ラグビープログラム埼玉県狭山市クラスの最終回となりました。最終回のテーマは「ラグビースキル」です。今までやってきたスキルを存分にボールゲームで発揮してもらえるよう、そしてポジションに捉われないスキルを発揮してもらえることに願いを込めて設定しました。パス、キック、ランニング、サポートなどそれぞれにキーファクターを用意して、毎回目的とイメージを持って臨みました。中学生と小学生が一緒にプログラムを行う難しさ、この時期ならではのインフルエンザや体調不慮による参加者の数の減少、厳しい寒さなど精神的にもタフに行えたこともきっといい経験になると思います。

何より普段生徒の皆さんが所属しているチーム以外の人との出会いの中でプレーができたことは、放課後ラグビープログラムに参加したからこそですね。コミュニケーションをどうやって取ろうか、どうしても遠慮してしまうなど、いつもと環境や仲間が違うと本来の力が発揮されにくくなることも学べたことでしょう。ラグビーのスキル以外の学びがみなさんの中で感じることができれば私としては嬉しいです。さらには平日の夜に送迎してくれたお父さんやお母さんへの感謝の気持ちもぜひ、それぞれの形で良いので伝えてください。

 

 何事も一人ではできないことばかりです。ましてやラグビーというチームスポーツにおいて、プレーヤーだけでなくそこに関わる多くの関係者の人達がいてチームは動きます。だからこそプレーヤーは、プレーが成功する、しないということの前に、一生懸命に取り組む姿勢をこれからのみなさんの所属チームで見せてくれることを期待しています。

 

  放課後ラグビープログラム埼玉県狭山市クラスは今年で3年目の開催となりました。「上手くなりたいから」「楽しそうだったから」「昨年が楽しかったから」「去年は4年生だったから今年をすごく楽しみにしていた」など、参加する前の気持ちを想い出してもらいました。しかし現在、日本では生徒たちのワクワクする気持ちやチャレンジする気持ち、そして何より大好きなラグビーに触れ合える時間を少しでも長く提供できる環境がまだまだ整っておりません。それでもこの放課後ラグビープログラムを開催するにあたっていくつものヒントをもらい、私自身も別団体でアカデミー事業をしております。この先も何かしらの形でラグビーに触れ合う機会、そして楽しめる環境を整えていけるよう尽くして参りますので、またみなさんと再会するときは互いに成長した姿を見せれることを楽しみにしております。

 

 最後になりましたが、放課後ラグビープログラム埼玉県狭山市クラスを開催するにあたりましてグラウンドをして提供してくださったSECOM RUGGUTs様、生徒のサポートを身近でしてくださった保護者の皆様、そして事務局として我々コーチをサポートしてくださった日本ラグビーフットボール協会の関係者の皆様、最後にいつも笑顔で参加してくれた生徒の皆様に心からの感謝の気持ちを申し上げます。本当にありがとうございました。



 《第10回レッスンメニュー》

1.ウォーミングアップ

→10パスゲーム

→ダイナミックストレッチ

2.SAQドリル

3.4列パス

4.1 v 1

5.トライラックドリル

6.ブレイクダウンサポート

7.4 v 3+1(キッカー)

8.ボールゲーム

9.体幹トレーニング

 

メインコーチ:三宅 敬

アシスタントコーチ:西村 築

ゲストコーチ:トゥイアキ フィシプナ