【2018熊本県玉名市クラス】第9回レッスンリポート(2019年2月18日)

 9回目となる本日のメイン練習は、グラバーキックとキックチェイス、状況判断の中でのパスを目標に活動した。

 

  今回は最終回に向けて、これまでの再確認と同時に、特にコミュニケーションを意識しながら練習に取り組むように話した。

このプログラムでの活動だけでなく、熊本県の子どもたちはコミュニケーション、意見を言ったり、指示を伝えたり、確認し合うことが得意ではない子が本当に多いと、ことあるごとに感じている。ラグビーの時だけでなく、子どもたちの日常生活が大切なのだろう。その分析はこの場ではやめときます(笑)

 

 キックキック動作のキーワードとキーファクターを確認した後、二人組でグラバーキックとショートパントを練習した。そして、今回はキックの練習と合わせて、キックチェイスも取り入れて練習した。スペースが限られているためにグラバーキックに限定したが、ほとんどの子は何も指示しなければ利き足でキックしていた。そこで、左右の足どちらでキックしたほうがいいかをディフェンスとの関係から考えさせ、一般的には展開する方の足で蹴ることを確認し、チャレンジさせることにした。

 

 キックチェイスについても、内側から外側に追っていたので外側から内側に追うチェイスの仕方もコーチングの必要があった。初めての練習だったので、子どもたちも楽しそうにチャレンジしていた。

  

 ショートパスでのハンズパス、ミドルでのパンチパスを確認した後、中学生はショートパス・ミドルパスでのプルバックを練習してディフェンスを入れて、フラットにパスか深目にパスかの状況判断をしながらスキルアップに取り組んだ。最初はディフェンスの圧力をあまりかけずに状況判断しやすいようにすると、子どもたちはチャレンジを楽しんでいた。また、その中で「コール」の大切さを確認しながらすすめていった。それぞれに差はあるものの、全員が確実にスキルアップを感じることが出来た。 

 

 最後のタッチフットでも今日の練習が生かされて、アタックのラインが立体的になっており、パスをした後にサポートに走り深めの位置にポジショニングする子がいたことが一番の収穫であった。コミュニケーションも前回より出来るようになり、クイックボールがどんどん有効に使われるようになった事でコーチ陣も楽しめた。

 

  最終回はこれまでのスキルアップをもとに、タッチフットを思いきり楽しんでほしいと考えている。

 


 【第9回練習】

1.個人目標の記入

2.ウォームアップ

3.キックとキックチェイス

4. ハンズパス・パンチパス

5.状況判断

6. タッチフット

7.振り返り記入(good bad next)

 

メインコーチ 仲山

アシスタントコーチ 久家 南