【2019沖縄県読谷村クラス】第2回レッスンリポート(2019年10月31日) 

時間帯変更や中学校の行事の影響などもあり、開始予定時刻から約40分ほど遅れてのスタートとなりました。

 

この教室は一人一人が自分の成長に純粋にフォーカスできる場所。私たちコーチは10回の間に目一杯大事なことを詰め込むから、自分でコントロールできない状況は別として、努力次第で5分でも早く来られればその分自分の成長につながるよ、と伝えてみました。

 

思ったよりも良い目をして聞いてくれていて、前向きな意識が表面に現れている子もまだ少し深いところに眠っている子も、それぞれから成長の欲求を感じることができました。

 

このクラスのテーマは「トライ&エラー」ですが、当然ながら真剣にトライした結果のエラーでないと成長につながりません。そういう意味では、テクニックやスキルをトライ&エラーの中で身につけていく過程で、「真剣」も覚えていかなければなりません。年齢が低いうちはまずは夢中になって取り組むことからですね。中学生は頭で理解してチャレンジする子も出てきているようです。

 

さて、今日のテーマは「ステップ」。

間合いについてだけ簡単にレクチャーして後は実戦トレーニング。まずは菱形の左右の辺のどちらにでもトライできる1対1。次にもう少し広いスペースで、笛がなるとDFは地面に散らばっているマーカーの一つに一度触れなくてはならないというルールの1対1。ステップのスキルに加えて、お互いに集中力、状況の把握、判断が重要になります。初めから勝負を諦めてしまっている子も多かったので、毎回工夫して少しでも良くなるように考える時間を作ったり声がけをしたりしました。

 

この辺りで日没が近くなってきてしまったので他のメニューをカットしてタッチフット。今日はタッチすると一度ゲームを離脱して自陣奥の壁にタッチしてこなければいけないというルール。なかなかハードですがその中でもゲームやボール、敵や仲間に対する意識をどう切らさないか?学ぶことは多いです。

また、年齢や経験が違う子たちと混ざってプレーする中で、年齢が上で経験の長いプレーヤーには、周りに合わせて力を弱めるのではなく、自分のプレーをより高めて、自分より経験や年齢の低い仲間を活かしつつチームを勝利に導くという、おそらく普段自分のチームでプレーするよりも難しいテーマがあるということも伝えました。テクニックやスキルの向上のためには、うまくいかないことを自分以外の誰かや何かのせいにするのではなく、いかに自分自身に矢印を向けられるかが大事ということですね。

 

そうこうしているうちにすっかり日も暮れてしまったので今回も暗がりの中レスリング系のトレーニングを少々。今の所、まだ体を慣れさせる程度の内容に留めています。

 

*来週から時間と場所を変更します。

詳細については、保護者の方にJRFU放課後ラグビープログラム事務局よりご連絡させていただきましたが、ご不明な方はこちらよりご確認ください。

 

 

 


【第2回練習内容】

1.ダイヤモンド1対1

 間合いの取り方。目の前の対戦(相手)にフォーカス。毎回少しでも良くなるように考える。

2.ダイナミックストレッチ

 怪我予防。柔軟性、機能的動作性向上。フィジカル強化。身体を思い通りに動かす能力向上。 

3.リアクション1対1

 予測不能な事態にも対応。瞬時に最適な行動を判断。

4.リロードタッチフット

 意識を切らさずにプレーを続けることでチームに貢献。

6.コンバットトレーニング

真っ暗な中でもできるトレーニングを。。

7. ストレッチ

 

メインコーチ:林 拓司(読谷村ラグビーフットボール協会理事)

アシスタントコーチ:山内 省吾(読谷ラグビースクール、沖縄県ラグビーフットボール協会)