【2019沖縄県読谷村クラス】第4回レッスンリポート(2019年11月14日) 

会場まで走って向かっているという中学生男子を待つ間、ラグビーボールでリフティング。次回はキックのテクニックをレクチャーする予定なのでちょっとだけ予習。ボールと足がどう当たればどう飛ぶのか、夢中になって挑戦している間に当て感をつかんでいきます。

 

 話はそれますが、中学生女子の会話から「男子は走ってきてるよ」「走ってくるのも楽しいよね♪」「いろんな景色見られるしね」・・・と聞こえてきました。距離にして6km弱なんですが、平気で走ってくる中学生って元気だなーと感心。確かに、美しく広がる海が見えたり、風に揺れるさとうきび畑の中を通ったり、ジョギングするには気持ちの良いロケーションではありますが^^

 

さて、ウォームアップではアタックとディフェンスに分かれて”ボールを繋ぐ” vs “カットする”の戦い。やりながら徐々にルールを追加してレベルを上げていくレッスンの進め方にもみんな慣れてきたようでスムーズに進みました。最終的にはマークする相手を固定して、マークに張り付いて振り切られないようにする責任感とマークを外すように振り切ろうとする責任感の戦い。本気で戦うと信じられないくらい消耗しますがいきなりそこまでは求められないので一歩一歩です。

 

今日のレッスンテーマはスピンパスでしたが、前回のショートパスを少し補足しておきたかったので初めにショートパスの練習をしました。肘を伸ばしたままパスをしたり、腕の内側やスナップした後の手の内側を無理やり相手に向けようというクセが散見されたので、より自然にスムーズに、そしてクイックにパスできる方法を練習しました。

 

最終的にはそれぞれのプレーヤーが自分に最適なパスを身につけてくれれば良いのであまりしつこく矯正したりはしませんが、メニューを工夫して自然に合理的なパスをするような”体験”をしてもらっています。

 

スピンパスも同様で、どの投げ方が正解かという教え方ではなく色々と体験させました。まずは片手で持って腕を振り切って早く遠く放れるように。次に両手でまずはアーロンスミス選手のように両手フォロースルー。次は田中史朗選手のようにガイドアームのみをフォロースルー。最後にフォロースルーは意識せず手元でスナップを強く効かせる投げ方。子どもたちの中に研究心が芽生えてくれるといいいなーと思っています。

 

今日からサントリーさんが合宿中で同施設の一部を使用される関係で今日はフットサルコート一面でのレッスンとなったので、タッチゲームは行いませんでしたが、2対1、3対2だけでもやればやるほどレベルも上がってきて充実していたように思います。

 

3対2は、本来なら2対1をある程度のレベルでできるようになってから、そしてシンプルにパスを回して抜けるようになってから、という段階を踏みたいところではありますが、レッスンできる回数も限られているので初めから判断が必要なゲームに挑戦してもらいました。継続してやっていこうと思っているので、今できないことが最後のレッスンでどう進化しているかを楽しみにしたいと思っています。

 



【第4回練習内容】

1. ラグビーボールリフティング

2. 10回パス

3. ストレッチ

 怪我予防。柔軟性、機能的動作性向上。フィジカル強化。身体を思い通りに動かす能力向上。 

4. 長座ショートパス

5. スピンパス各種

 アーロンスミス選手風、田中史朗選手風、第3のスピンパス

6. ナンバー2対1

7. カラーコーン3対2

 スペースを見つけることと判断も身につけよう

8. ストレッチ

 

メインコーチ:林 拓司(読谷村ラグビーフットボール協会理事)

アシスタントコーチ:山内 省吾(読谷ラグビースクール、沖縄県ラグビーフットボール協会)