【2019沖縄県読谷村クラス】第7回レッスンリポート(2019年12月5日) 

今年最後のクラス。雨風吹き荒れる、早くも?冬模様の沖縄はかなり寒く感じましたが、会場は室内なので問題なく開催できました。紆余曲折あってこの会場に落ち着きましたが、結果的にとても良い環境でできてよかったです。ご協力いただきました各機関に感謝しています。

 

さて、先週の高い集中力から打って変わって今日はなんとも集中できない中学生男子たち。学校で何かあったのか?家庭で何かあったのか?友達どうしで何かあったのか?原因はわかりませんが、先週とは全く違う雰囲気だったので、どうすれば変わるのかトリガーを探して四苦八苦しましたが思ったようにはうまくいかず、コーチングの難しさを改めて実感しました。

 

まだまだ自分のメンタルをコントロールする術を持たない子どもたちですから無闇に責める(恐怖で支配する)ことはしません。怒られるのが嫌だから従う、という思考回路では成長がないので、一人ひとりが自分からそうするべき、そうあるべき、と考えるところにいってほしいと考え、自分で自分のメンタルをコントロールする力を身に着けていく必要のあることを伝えました。伝えることも積み重ねなので残りの3回でもしっかりと向き合っていきたいと思っています。

 

次回は年をまたいで少し時間が空いてしまうので、今回は新しいことをせずにここまでの6回分のおさらいをしながらゲームの時間を長めに持ちました。

パスの際に不自然な(窮屈そうな)動きをする子たちの動作を毎回気になって見続けてきて、2つのポイントで修正可能な動作があったのでそれも確認しました。

 

一つはボールの持ち方で、手のひら全体でべったりボールを持ってしまう子が大半だったので、指で扱う感覚を確認。この点は初めのレクチャーでは漏れていたので改めて重要性を感じました。

 

もう一つは、長座したままパスをさせたときに顕著だったのですが、せっかくアーリーキャッチをしているのにボールを身体の反対サイドまで運んでから投げる動作に入るという点。取ったまま自然な流れで投げられるように調整しました。

 

子どもたちに不自然な動作が見られるとき、私たち大人とは身体の構造も、また経験者とは思考も違うので原因を発見することは簡単ではないですが、それを見つけて理解させてあげられれば、プレーの向上への近道になるのではないかと思っています。

 

そういう意味では、気づきのチャンスがあれば練習を少し止めてでもそのチャンスを提供したり、ゲーム形式の練習の中でもコーチも一緒にプレーして気づきを与えるなど工夫をしています。回数は限られていますが少しでもなにか残ればと。。。

 

さて、年明けはタックルやブレイクダウンの基本テクニック・スキルを2回に渡ってレクチャーする予定です。ヘッドキャップ、マウスピース、(膝立ちの際に膝が痛くて気になる人は)長パンなどを用意してきてくださいね。それでは、メリークリスマス!そして良いお年を!

 

*1枚目の写真は天井のネットに引っかかったボールに投げたり蹴ったりしたボールを当てて取り出そうと夢中になる子どもたち(コーチは夢中と言うより必死に参加)。

 

 



【第7回練習内容】 

1. ボールの持ち方、キャッチ、パスのおさらい

2. ダイナミックストレッチ  

3. 2対1(ストレートラン)

4. カラーコーン3対2

5. カラーコーン3対3

6. リアクションタッチ(1分間超集中) 

7. ストレッチ 

  

メインコーチ:林 拓司(読谷村ラグビーフットボール協会理事) 

アシスタントコーチ:山内 省吾(読谷ラグビースクール、沖縄県ラグビーフットボール協会)